ヤンキー男子は虐待されてる【男主】【ヒプマイ】

21話 ページ22

寂雷「大変申し訳にくいのだが、」
その言葉でだいたい予想はついた
寂雷「お亡くなりになられました、」
俺は翔太の方を見た、翔太は横たわったままビクともしない
『翔太ァ、…起きてくれよ、兄ちゃん寂しいぜ？』
今すぐにでも起きそうな翔太の顔を俺は優しく撫でた
でも、絶対涙は見せなかった、翔太に心配かけちまうからな
『翔太、ごめんな、こんな兄ちゃんを許してくれ、』
左馬刻達は俺の背中を優しく撫でてくれた
ｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯ
聞き慣れたヒールの音が廊下に響いた
『…母さん、』
母「翔太は？」
『亡くなったよ、』
母「ふーん、…」
一郎「…ふーんってなんすか、あんたが殺したんじゃねーの？」
左馬刻「そーだぞ、Aが翔太を刺すわけねぇんだよ」
母「何よあんた達、私たちになんの関係もないでしょ？息子をどうしようとも私の勝手」
空却「あぁ？息子1人殺して、何が私の勝手だよ人の命なんだと思ってんだよ！」

『もうやめてくれ、…翔太の前で喧嘩すんな、』
全員「っ……」
母「最近帰りが遅いと思ってたら、この子達と絡んでたのね、」
『誰と遊ぼうと、勝手だろ、』
母「門限が守れてないのよ」
『俺をいくつだと思ってんだよ』
母「何？私に歯向かうのね？」
『……』
左馬刻「お前何様のつもりだ？ちっと調子に乗りすぎじゃねーの？」
母「はぁ、これだから男は嫌いよ、門限には帰ってきなさい」
『…おう、』
母さんは帰っていった

一郎「なんだよあれ！腹立たねぇのか！」
簓「あんなの母親じゃあらへん！悪魔や！」
『下手に手出さねぇ方がいいぞ、』
空却「あぁ？なんでだよ、ちっと痛い目見た方がいいんじゃねーか？」
『中央区と関わりがあんだよ、』
寂雷「それは、どーゆうことだい？」
『母さんは、あの勘解由小路無花果のお気に入りだ、警察に捕まえられようと裁判に掛けようと、あいつの力で全部無になる』
左馬刻「んだよそれ、タチ悪すぎじゃねーか、」
『父さんも、それに耐えられなくて離婚していった、』
乱数「…Aは悔しくないの、？」
『悔しいぜ？死ぬほど悔しい、』
乱数「なら！仕返しするしかないでしょ！」
『どうやってするんだよ、？』
乱数「無花果お姉さんに、Aのお母さんがどんな酷いことをしたか教えるの！」
『でも、そんな簡単に行かねぇだろ、見張りとかがいるんだからよ、』
左馬刻「それは俺様たちに任せとけ」
一郎「死なねぇ程度に戦うからよ」
乱数「さぁA！やるの？やらないの？」
『…やる、絶てぇやる！』

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