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「先日ぶりですね､フューラー殿下」
ひやりとした､冷たい笑みを意識する｡
思った通り､彼らはビシリと身体を強ばらせる｡
はっはっはっ…大人気ないとでもなんとでも言えばいいさ｡
「…その節は､本当に申し訳なかった｡今回は謝罪と､ある提案をしに来た」
「…貴方方が私を保護するというもので？提案は嬉しいのですが､お断りさせて頂きます」
周りの3人がショック受けてるけど待って
お願いだから捨てられた子犬みたいな顔し゛な゛い゛て゛ぇ゛…
「…何故か､聞いても？」
勿論いいさ､我儘王子よ｡
「ひとつは､貴方方と共にいることでバッターリア国に対してのヘイトが溜まる可能性があるということ」
「もうひとつは､私はそこまで弱くない｡私は強さを求めてここに来たのだ｡見縊って貰っては困る」
完全に下に見てますよね？？？
私自分で言うのもあれですけど強いですよ？？？
アラフォー舐めんな？？？？？
「私を女として､ただの食客と見ていると痛い目を見るぞ｡グルッペン･フューラー」
「ッ…」
…はー…そこで笑う辺り､主人公の相棒枠に入る奴ですわ…
君まだ15歳よな？？笑顔邪悪すぎん？？？
「ん゛っん…まず､前者に対しては既に対処済みだ｡バッターリア国の知名度は高いのでね､すぐに学校中に知れ渡った｡貴女を攻撃した生徒は､自主退学をした」
あーりゃりゃ､やっぱりダメだったか｡
慢心こそ敵であり最大の隙､はっきりわかんだね(白目)
てか呼び方変わったな？
「後者についてだが､俺たちは貴女について誤解していたようだ｡てっきり､仕方がなくこの国に来ていたと思っていたので」
…胡散臭いな←
グルさんに後で言っておこう､君の息子交渉下手ねって←
あ､流石に怒られる？じゃあ止めとく｡
「…我々は､貴殿を保護はしない」
「…保護"は"？」
「ククッ…我々は貴殿に､協力を申し込む」
協力…？
…待った､彼の瞳はあんな黒じゃない
もっと､鋭く輝く剣のような銀灰色だった筈
「俺は､父を殺して､この国の総統となる！その為の駒となれグラディウス！！」
澱んだ黒色の瞳は､彼を取り巻く少年たちに広がっていく｡
グルさんアンタの息子と同期の子供洗脳されてるよォ！！！
「…そうか」
ゆっくりと立ち上がる｡
戸惑い､怯える3人を背に庇い､私はひとらんの刀を手にした｡
「え､ぺ…？」
青ざめた顔をしたひとらんに視線を向けて､ふ、と笑ってやる｡
苦しい時ほど､笑え､若人よ
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東の番長第2号(プロフ) - コメント有難うございます！主人公､かっこいい…？？？頑張っていきたいと思います！！！！ (2020年8月8日 14時) (
レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 面白いです！主人公がカッコいい､､、！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2020年8月8日 13時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメント有難うございます！はっ…(゜д゜)そうだったんですね…！30代=アラサーだと思ってました…アドバイスありがとうございます！修正しておきます…！ (2020年8月8日 6時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
あららぎ(プロフ) - めっちゃ面白いっすね！時間忘れて読んでしまう……あの、一つ気になったんですが、アラサーは30前なので、36歳はアラフォーかな…と。突然すんません！去ります!! (2020年8月8日 0時) (レス) id: b974365cb5 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！100文字以内だからいいんですよ(ﾆｯｺﾘ) (2020年8月6日 20時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2020年7月21日 15時
