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「せやろ！？言ったやんほらあれはグルッペンが悪いて！！」
至極真面目そうな顔でそう言ったコネシマに､シャオロンはそう叫ぶ｡
振り返った方にいたメンバーは､大体似たような事を口にした｡
曰く､あれはグルッペンが100%悪い｡
曰く､彼からはそういう感じはしなかった｡
などなどだ｡
「アドバイスもしてくれたし､あんま警戒せんでええんやないか？観光客みたいな挙動もしてへん｡単純に強さを求めに来ただけの脳筋女子やで」
「…待つんやシッマ､脳筋､じょし？」
「なんや､ゾム気付いてへんかったんか？下着姿見たんやろ？」
「下着ちゃうわインナーやわ！！！」
顔を赤くしたゾムを揶揄うコネシマ｡
メンバーは思った｡
別に下着もインナーも変わらないと｡
「…言ってへんかったけど､見える部分には絶対って言えるぐらい傷あった｡俺とかと違って､多分修行とかでできた傷やと思う」
「マジかよやべぇなグラディウス家｡女の子にそこまでさせるん？」
「本人が言っとったけど､兄のスペアとして育てられたって言ってたわ」
「うっわ人権とかないじゃんそれ」
口々に感想を言い合う中､メンバーの中心的な3人は少し離れて話し合っていた｡
リーダーのグルッペン､参謀のオスマン､常識のトントンだ｡
ちなみにこの呼び方は適当だ｡
「思ったより酷いなぁ､あの子の状況」
「8年前､ひとらんを連れてバッターリア国を訪れたが､とてもいい国だったゾ｡御当主も､素晴らしいお人だった」
「兄も優秀やったんやろ？比べられながらそんな風にやられたら色々とボロボロになるんちゃうか？」
「…割と危険な状態かもしれんな｡仮に家族に対しての怒りとかをバネに修行しとったら､あの強さも納得やし」
どうやら､彼らの仲間として引き入れようと考えているようだ｡
しかしながら､彼らは知ることは無い｡
彼女は早々に表舞台から降りたいこと､あまり力を見せたくないこと､身体の本当の持ち主であるシュヴァルトが戻ることがあればすぐに身体を返そうと思っていること｡
そんなこと､彼らが知る由もないのだ｡
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東の番長第2号(プロフ) - コメント有難うございます！主人公､かっこいい…？？？頑張っていきたいと思います！！！！ (2020年8月8日 14時) (
レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
らっぴょこさん(プロフ) - 面白いです！主人公がカッコいい､､、！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2020年8月8日 13時) (レス) id: c590781f3e (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメント有難うございます！はっ…(゜д゜)そうだったんですね…！30代=アラサーだと思ってました…アドバイスありがとうございます！修正しておきます…！ (2020年8月8日 6時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
あららぎ(プロフ) - めっちゃ面白いっすね！時間忘れて読んでしまう……あの、一つ気になったんですが、アラサーは30前なので、36歳はアラフォーかな…と。突然すんません！去ります!! (2020年8月8日 0時) (レス) id: b974365cb5 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！100文字以内だからいいんですよ(ﾆｯｺﾘ) (2020年8月6日 20時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2020年7月21日 15時
