毒味役？ ページ4
まずは食堂､次に宿舎､と淡々と説明され最後に私の仕事場になるであろう場所｡
婚約者の皆様が使われるお茶会の部屋である｡
「君のお仕事は､お茶やお菓子に毒が入れられていないか確認と､護衛やね」
「毒味をすれば宜しいのですね」
「いや､その時にちゃんとした道具を渡すからそんな毒味なんて言っちゃあかんよ？？」
えっ違うの？？？
思わずオスマン様を見ると､オスマン様もえっ？と表情を固める｡
いや普通のことでは…？
「あんなカイリちゃん､護衛に選ばれたのなんでか分かる？」
「…シュライヤ家の人間､だからでしょうか？」
「ちゃうちゃうちゃう､何でこの子こんな時代錯誤なん？？？」
肩を掴まれゆさゆさと揺らされる｡
え､毒味じゃねえの…？？
「毒味なんてしたら将来赤ちゃん作れなくなるかもしれんのよ？しかも身体に何かあったら皆心配するんよ？？」
「…しかし､我が一族は代々W国に仕えております｡その為に命をかけるのは当たり前のことかと…」
そう言うと､違うめぅ､違うめぅぅぅ…とオスマン様は項垂れる｡
え…なんか､ごめんなさい…？
「…とりあえず！」
「はい」
「その時になったらちゃんと教えるから…毒味なんて危険な真似したらアカンぞ､ええな」
「ﾊｲ」
めっちゃ凄むやんけこの人怖いよ怖いよ｡
"ええな"がど低音ですた､こわいよ(白目)
よし､と頭をぽんと撫でられて､腕を引かれる｡
待ってだからちゃんと歩きますよぉぉぉ？？？
「さっき通信あって､インカムとスマホ出来たから取りに来いって､行こか！」
「いやあの､歩けます､！」
「レッツゴー！めうー！」
いやこの人何歳？？？
私より女子力高いし力強いぞ！？
…そういや"じぇーけー"とかなんとか言われてたんだっけかこの人…
・・・
「ロボロー､来たでー」
明らかに一般兵士が来ちゃいけない所に連れてこられた｡
えっ…入ってええんですか…？
私一般人()ですよ…？？
待ってロボロって…
「はーい､いらっしゃーい」
薄暗い部屋の中に足を踏み入れると､壁一面に画面が貼り付けられて､その人を逆光で浮かび上がらせる｡
オレンジの和服に､天と書かれた顔を隠す雑面｡
幹部のロボロ様じゃないですかやだーーー！！
「初めまして､ロボロ言います」
「お初にお目にかかります､この度､城に仕えることになりましたカイリ･セル=シュライヤと申します」
「おぉー､流石あの人らの娘さんやな」
ぱちぱちと拍手をするロボロ様｡
ひえ…なんでこんな幹部様と会うの…
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明太子なげっと - あぁ…良いところ？で終わっている…！！ゆっくりでよきなので更新お願いします！待ってます！！ (4月16日 22時) (
レス) @page48 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！リアルが忙しく思うように更新が出来ていませんが､お待ちしていただければ幸いです！ (2022年12月25日 7時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
古着 - はぁ…()最高！！更新応援してる！ (2022年12月25日 1時) (レス) @page34 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
おおお - 面白かったです！更新ゆっくりたのしみにしています！ (2021年12月29日 23時) (レス) id: 957fa2aa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2021年3月4日 21時
