食害者 ページ9
「俺も着いてってええ？」
「…ﾜｶﾘﾏｼﾀ」
二パーと笑って首をこてんと傾げるゾム様｡
断れると思ったか？？？私は若輩者だぞ？？？？？
多分この城にいる中ではいちばん若いし新人な私が断れるとでも？？？
「にしても､ホンマ司令官に似とるなぁ｡でも目元はモナさんやな」
「はぁ…」
ただいま､私は大変気まずいです(吐血)
だってすれ違う人みんな同情の目で見てくる…！！！同情するなら助けをくれ…！！！！！(血涙)
「飯食いに行くんやろ？」
「えっ､そうですが…」
「奢ろか？？」
フードによってできた影の中からキラキラ…否ギラギラと濃い黄緑色の瞳が輝く｡
やめてクレメンス…やめてクレメンス…
黄緑色のワッペン付けた貴方様の部下の皆さんが顔色悪くなってるから…！！
淑女の皆様が頬を染めてらっしゃるから…！！！！！
「ーやめぇや､ゾム」
「！」
思わず後ずさっていると､ぽん､と背中に柔らかい…？感覚｡
とん､と肩に置かれた手は私のものよりもなん周りも大きく､分厚い｡
見えたリストバンドに思わず白目を剥きそうになるのを我慢して､硬直する｡
「なんや､終わったんか」
「とっくに終わってるわ｡食堂行ったら､ノヴァがおったから聞けばコイツ来てへん言っとるし…遠回りで来させようとすんな」
とおまわり…？？？
えっ？えっ？とハテナを浮かべて固まっていると､ゾム様は瞳をもっと細め､口角を釣り上げる｡
ぎゅっ､と内蔵が縮こまる感覚に冷や汗が流れた｡
「…別に､ええやん」
「新人なのに変な道覚えたらアカンやろ」
「大丈夫やろ､…それに薄々気付いてたんちゃう？」
ぐん､と体を曲げて私の顔を覗き込んでくるゾム様｡
ギラギラと､愉しげに細められる瞳は得体が知れなくて､脳が警笛を鳴らし始めた｡
あ、ころさ
「はいストップ」
「ッ、」
パシ､と右手首を掴まれる｡
視界の半分を遮るように目元に手が置かれ､はっとする｡
私の右手には護身用のナイフ､左手はゾム様の首元を捉えていた｡
…………ｳﾞｧｯｯｯｯ
「ほぉん…やるやん」
「もっ､申し訳ございませｪｯ↑」
「今のはゾムが悪いから､そんな気にせんでええ｡すまんな､負担かけて」
すぐにナイフを収めて土下座しようとするも､脇に手を入れられ持ち上げられる｡
ひえ…やめて…やめてクレメンス…
画面偏差値114514はアカンです…
てかこんな軽々抱き上げるとか腕の筋肉どうなってんですか…
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明太子なげっと - あぁ…良いところ？で終わっている…！！ゆっくりでよきなので更新お願いします！待ってます！！ (4月16日 22時) (
レス) @page48 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
東の番長第2号(プロフ) - コメントありがとうございます！リアルが忙しく思うように更新が出来ていませんが､お待ちしていただければ幸いです！ (2022年12月25日 7時) (レス) id: 4d2a866f52 (このIDを非表示/違反報告)
古着 - はぁ…()最高！！更新応援してる！ (2022年12月25日 1時) (レス) @page34 id: 9df188f843 (このIDを非表示/違反報告)
おおお - 面白かったです！更新ゆっくりたのしみにしています！ (2021年12月29日 23時) (レス) id: 957fa2aa3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：東の番長第2号 | 作成日時：2021年3月4日 21時
