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本丸にっき!1ー2 ページ29

長義サイド


猫殺しくんに仕事を任せる……もとい押し付けた俺は堀川派の部屋に来ていた。さて、ここには怪我が治って以来引き篭っている夜叉国広がいる。引き籠っている理由はよくわかっていない。


コンコン


長義「夜叉ちゃん、居るかな?」


声をかけると中からはモゾモゾと何かが動いた音がした後に襖が少しだけ開いて、布団を被った夜叉ちゃんが顔を覗かせる。


夜叉「………」


長義「やあ」


夜叉「何用で」


長義「出陣をして欲しくてね」


夜叉「了解した」


長義「場所と時間は前回といっ」



ピシャン














( ゚д゚)ポカーン












堀川「夜叉はちゃんと連れていくので、安心してください、長義さん」


長義「(;゙゚'ω゚')!? ああ、わかった……頼むよ」








こっわ=͟͞͞꒪ᗜ꒪ ‧̣̥̇/



これが噂のいつの間にか近くにいる堀川国広………
闇討ち、暗殺、お手の物かあハハッ( °ᗜ°)















数十分後


偽物くんを隊長として俺、夜叉国広、乱藤四郎、一期一振、蛍丸という夜叉ちゃん以外はレベルが高いメンバーで出陣している。一応、検非違使が現れてもいいように今回は偽物くんも着いているから、心配はないだろうね。



切国「来たぞ、全員折れるな!行くぞ」


長義「言われなくても、そのつもりだよ偽物ッくん!」


バシュ


蛍丸「短刀とかは任せてね〜。よぉっと」


ガキン、ザシュッ


一期「乱、怪我はしないようにね」


乱「もう、いち兄ってばわかってるよお〜、おさわり禁止!」


キーン、バコン、ザシュッ


夜叉「我に近づけるとでも思ったのか」


バシュッ



今回の出陣は前回の反省を生かしてか、夜叉ちゃんの動きが格段に良くなっていた。前は無謀にも突っ込んで言ってたからね。今回はスピードを生かして敵を翻弄しつつバッサバッサ倒している。でも、心なしかすこし足取りが重たい様な……


その時だった、彼女が顔をしかめたかと思うと、体制が崩れ転んでしまった。


全員『!?』


これには俺達も驚いたが、敵は止まらない今にもその鋭い刃を振りおろそうとしていた。


夜叉「ツツ!ぅ」


切国「夜叉!くそ、数が!」


偽物くんは時間遡行軍の数の多さで対処出来ない……全く!


ガキーーーーーン


長義「まだ、体の扱いに慣れていないんだろう。無理をしてはいけないよ」

夜叉ちゃんをギリギリのところで回収して、相手の刃を受け止める。

何とか間に合った( ´ー`)

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作者名:リース | 作成日時:2023年3月23日 21時

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