16話 ページ21
琥珀サイド
はい、どもー。現在、堀川がものすごい怖い主でーっす。(・ω・)ノシ
まじで怖いのよ。顔は笑っているけどね目は笑ってないのよ。恐ろしや:( ´◦ω◦`):
堀川「で、主さん」
琥珀「はい」
堀川「そろそろ、話を進めてもいいですか?」
琥珀「あ、はい」
そんなこんなで話の流れを堀川が強制的に戻して、続きを話し出す。あ、ちなみに国広は
国広「夜叉ッ!」
バコッ、ダダダダダダ
歌仙「あ、国広!廊下を走るんじゃないよ!」
我らがオカンこと歌仙に叱られていた。
堀川「夜叉が目覚める前、僕が夜叉の様子を見るために部屋の前に行くと、夜叉の苦しんでいる声が聞こえてきました」
琥珀「苦しむ声?」
堀川「はい、姫とずっと唸っていましたよ」
夜叉が姫と呼ぶ人物ねぇ。んーんーんー、姫ってどっかで聞いたことがある気がするんだよね。あー、刀帳見るか
琥珀「堀川ー、そこの刀帳取ってー」
堀川「はいはーい」
俺たちはふとした思いつきから刀帳で夜叉の情報を確認しようとしたのだが、夜叉の情報を読む進めていくうちに不可解な点を見つけた。
例えばこのセリフ
夜叉「我は夜叉国広。鬼神と呼ばれし、鬼姫の愛刀だ」
鬼"姫"
夜叉がうなりながら言っていた姫という人物。
もしかして…………………
堀川「想像してたより、深刻な事態になりそうですね」
琥珀「ああ、そういえば堀川は夜叉ちゃんの元主について何か知ってたりする?」
堀川「それが、僕にも分かりません。夜叉は僕たちの中の誰よりも遅く生まれて、誰よりも早くいなくなってしまってますから」
想像以上にシリアスな展開だな。
幻の刀剣、夜叉国広。
その出会いが吉と出るか、凶と出るかはこの後のストーリー次第。
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作者名:リース | 作成日時:2023年3月23日 21時