【刀剣乱舞】堀川派の末っ子、いざ本丸へ！ (ページ20)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:3,217 hit

15話ページ20

夜叉サイド

「姫…………泣かないでください」

辺りに広まる業火

崩れゆく城

その中で姫はただひとり泣いていた

実体の持たない我は見ていることしかできなくて

それから姫は笑わなくなった

そして………………

夜叉「姫ッ!!…!?ッ」

体が痛い………我は何を…………………そうだ、検非違使を倒して意識を失って、それから……………

ドシャッ

背後で何かが落ちた音がした。

後ろを振り向くと堀川兄がいた。

その下には食器が……割れているな。

堀川派「ッ…………夜叉！良かったッ」

夜叉「兄………私は眠っていたんだな。2週間ほどか？」

堀川「…もっと寝てたよ。１ヶ月」

(’ω’)ﾌｧｯ!!?

( ºωº )ﾋﾟｼｯ

堀川サイド

堀川「夜叉？おーい」

ふるふると夜叉の前で手を振るが、夜叉はピクリとも動かない。あっ…これ完全に固まっちゃってる。

仕方がないので、夜叉を布団に寝かせて僕は夜叉が起きたことを主さんに伝えに行った。

コンコン

琥珀「んあ？いいぞー」

堀川「失礼します」

襖を開けるとそこには、兄弟にラリアットされている主さんが……………。横を見ると高く積もる書類の山……また逃げ出そうとしたんだね…お疲れ様、兄弟。

琥珀「堀川、どうしたんだ？」

堀川「その前に、よく兄弟のラリアットで気絶しませんでしたね」

琥珀「ああ、慣れたからな( ･´ｰ･｀)」

………

( '-' )ノ)`-' )"

琥珀「って、堀川そこを押すなって、ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

堀川「うるさいですよ主さん(*^^*)」

琥珀「はいすみません」

ふっと真顔になり僕に土下座する主さん。そろそろおふざけも過ぎるとね……。

てことで話を戻すと

堀川「ていう訳で夜叉が目を覚ましました」

琥珀「んお！まじか。なら早速寝顔を……」

ドス

ギギギギと機械音を上げながらこちらを振り向く主さん。夜叉の寝顔を見るなんてね、そんな下心丸見えの主さんを逃がすわけないでしょ。

わかっていますよねと顔で主さんに問いかける。

主さんはこくこくと青い顔をしながらうなづいていた。