8意外な人 ページ9
「でも翼。どうやって忍を見つけるの。」
「んー。それは流れで行くしかないよね。多分、いつかは出会えると思うんだけどね。」
まぁ、そうよね。
この状況下忍を見つけ出すなんて無茶よね。
「そういえば、何で翼は上杉君がテリトリーじゃないから核心が持てないって思ったの？別にこの件に関しては分からなかったって言えばいいんじゃないの？」
そう、私はそこに引っかかっていた。
いきなりこの世界のしくみというか真実を導き出す方がどうにかしてると思う。
プライドとかかな？
でも数の上杉だもん。そうだとしても非科学的は言わないと思う。
「それはね、アーヤ。俺もあるちょっとした考えがあるんだ。多分、上杉と似たようなもんかな。」
私は素直にすごいと思った。
だってまだこの世界のこと何もわかってないじゃない。
「まぁ、このことはそのうちアーヤにもわかるよ。」
そうして、翼はまた絵を描き始めた。
それから私はずっとこの世界を考えていた。
いったいなんなのかしら。
でも手がかりになることなんてあったかな。
「立花。会いたかった。」
いきなり耳元でささやかれた。
私はビックリして思わず手をあげてしまった。
運が悪いことに私の手はその人の顔に思いっきり当たってしまった。
「えっ、ちょ、アーヤ大丈夫？どうしたの？」
どうやら翼は絵に夢中で目の前で起きたことがわかっていない。
私は何か聞き覚えのある声だなと思った。
それに私のことをマリアじゃなくて立花って言ってくれた。
きっと、私達と同じ境遇の人だわ。
そう思い、ベンチの上から見下ろし、私が思わず殴ってしまった人がいることを確認した。
息が止まるかと思った。
だって、だってその人は。
「いって。お前いつの間にとろくなくなったんだよ。」
そうやって無邪気に笑うのは砂原だった。
「えっ、な、なんでここに！？」
ビックリと言ったもんじゃない。言葉に言い表せない驚きだった。
「まぁ、気づいたらここに、的な。」
「あれ。砂原だ。」
翼が砂原だと気づき声をかける。
「おぅ。えっと、美門。だよな。」
また、仲間に出会えた。すごくすごくうれしかった。
「そう、そういえばさ。お前ら、マリアって人知らないか？俺探しんてんだけど。」
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book - とても面白く、続きが気になるのですが、 29の、復讐の神の神の字、多分違うと思います。 (2019年11月23日 11時) (
レス) id: cbda76f83d (このIDを非表示/違反報告)
ユキノ - 読むの2回目です！これからも無理しない程度に頑張ってください！ (2019年1月19日 11時) (レス) id: 65a20c4621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミー(プロフ) - エマさん» ありがとうございます！ちょっと、訳あって別の占ツクのページに続きを書いていますので、よかったら読んでください！ (2018年1月4日 22時) (レス) id: bbb2e2ea41 (このIDを非表示/違反報告)
エマ(プロフ) - 読んでてすごく楽しくなります！無理しない程度に更新頑張って下さいね☆ (2017年12月15日 20時) (レス) id: aa404fb773 (このIDを非表示/違反報告)
ミミー(プロフ) - 彩華さん» わわわ！ありがとうございます！更新遅くて申し訳ないです、、、これからもぜひ見てください。 (2017年7月7日 0時) (レス) id: d354405d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミミー | 作成日時：2016年11月13日 20時
