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声を上げたのは忍だった。
「待て。その本俺が話した伝説の本だ。」
えーーーー⁉そうなの⁉
じゃあ何かすごく手がかりになるよ‼
「じゃあ、伝説のこともっと詳しく分かるかもしれないね。」
そうね、翼。きっと何か真実がわかるよ。
「はっ…?何この本。」
はじめに本を手に取ったのは砂原だった。
えっ?本に何が書いてあったの。
「砂原。どーせ、字が読めないだけだろ。おとなしく、七鬼に渡せよ。」
若武がそういうと、砂原はとんでもないと言わんばかりに私達の方に向いた。
「ちげー。字が読めないとかそんなんじゃなくてガチで読めないんだよ。」
そういうと、砂原は本を私達に見えるようにパラパラと全ペーチを見せてくれた。
えっ……うそ。
そう、その本は全ページ真っ白だった。
「いや、おかしいだろ。」
「これで、もう、手がかりゼロじゃん。」
「でも、表紙にはマリアの瞳って書いてある。」
みんなから溢れるもうだめだ感。負の雰囲気。
私も、もうだめだ、と思ってしまった。
「でもさ、七鬼が読んだ『マリアの瞳』はなんだったのかが気になるよね。」
黒木くんは冷静だった。こういう時でもすごいな、やっぱり。
「いや、俺にも全く見当がつかない。」
当の本人でも分からないなら諦めるしかないかもね。
「こうなったらもう、若武を守るしかないね。結婚式は明日だからそれまでに作戦とか、殺されるなら犯人の目星つけたりさ。」
そう言った小塚くんはあまり元気がなさそうだった。
「よく言ってくれた!小塚!そうだ、諸君。俺たちはたくさんの事件を解決してきた。その中でたくさん壁にぶち当たったけどいつも何とかしてきた。だから、今クヨクヨなんかしてる暇は無い!俺の為に作戦を立てるんだ。」
なんか、こういう時って若武のバカさって元気になるよね。ほんとに。
「そうだね。我らがリーダーを守らなくちゃね。」
「おおー。美門、お前、たまにはいいこというじゃん。」
若武に救われたのは何度目かな。
ほんとに我らがリーダー、だよね。
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book - とても面白く、続きが気になるのですが、 29の、復讐の神の神の字、多分違うと思います。 (2019年11月23日 11時) (レス) id: cbda76f83d (このIDを非表示/違反報告)
ユキノ - 読むの2回目です!これからも無理しない程度に頑張ってください! (2019年1月19日 11時) (レス) id: 65a20c4621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミー(プロフ) - エマさん» ありがとうございます!ちょっと、訳あって別の占ツクのページに続きを書いていますので、よかったら読んでください! (2018年1月4日 22時) (レス) id: bbb2e2ea41 (このIDを非表示/違反報告)
エマ(プロフ) - 読んでてすごく楽しくなります!無理しない程度に更新頑張って下さいね☆ (2017年12月15日 20時) (レス) id: aa404fb773 (このIDを非表示/違反報告)
ミミー(プロフ) - 彩華さん» わわわ!ありがとうございます!更新遅くて申し訳ないです、、、これからもぜひ見てください。 (2017年7月7日 0時) (レス) id: d354405d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミミー | 作成日時:2016年11月13日 20時