18伝説 ページ20
「ねっ、そういえば、マリアのドレスの名前がマリアの瞳っていうんだけど何か関係あったりするかな。」
こうなったら、この世界で起きた細いこと何でもみんなで情報を共有した方がいいと思った。
そこで、マリアの瞳についてみんなに聞いてみた。もしかしたら何か分かるかもしれないと思って。
すると、忍が分かったと声を上げた。
「おいっ。七鬼!マリアの瞳で何が分かったんだ!?」
若武がすかさず質問する。
「あぁ。実は昔、家にあったすごく古い本で『マリアの瞳』っていう伝説の話を読んだことあるんだ。まぁ、古い文字で書いてあったらから詳しくは解読しなかったんだけど。」
伝説!?というか、忍古い文字を解読したんだ。
「ねっ、詳しく話してよ。」
小塚くんも話に食いついてた。
うんうん、聞かせて、聞かせて。
「もちろん。まず、その本はマリアが主人公として物語みたいにかいてある。俺らが今いる世界と同じようにマリアとアイテルは結婚するんだ。でも、ここから悲劇がおきる。アイテルは結婚式の当日に死ぬんだ。まあ、事故なのか殺されたのかはわからない。そして、アイテルが死んだことによってマリアはショックを受けて自ら命を絶ってしまう。いうなれば、悲劇の話だ。」
悲劇の話…。そんな伝説があったんだ。
でも、どうしてその伝説が私達の目の前、いや私達の身で起こってるのかしら。
「それじゃあ、若武は結婚式の当日に死ぬのか。」
砂原の鋭い質問に息を呑む。
「いやいやいや。この俺だぜ。死ぬはずねーじゃん?」
若武は明るく繕ってたけど、みんな笑わなかった。波のウェーブって言われてるだけ、運とか強いなって思うけど今回のはそんなわけにはいかない。実際に伝説上に私達がいることからもう運命には逆らえないような気がしていた。
場の雰囲気は段々暗くなっていった。
「諦めちゃだめだよ。みんなで若武を救う方法考えない?」
いくら落ち込んでも嘆いてもどうにもならない。なら、今出来ることを精一杯しよう。若武のために。kzのリーダーのために。そう、教えてくれたのはkzのメンバー、砂原。
いつもみたく、みんなで事件解決してきたみたいに、やってみようよ。
「アーヤの言う通りだね。俺はアーヤに賛成。」
翼がそう言った。
すると、みんなも、そうだな、賛成だと言ってくれた。
「よし、みんなありがとな。」
若武が素直にそう言うから泣きそうになっちゃったじゃない。
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book - とても面白く、続きが気になるのですが、 29の、復讐の神の神の字、多分違うと思います。 (2019年11月23日 11時) (レス) id: cbda76f83d (このIDを非表示/違反報告)
ユキノ - 読むの2回目です!これからも無理しない程度に頑張ってください! (2019年1月19日 11時) (レス) id: 65a20c4621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミー(プロフ) - エマさん» ありがとうございます!ちょっと、訳あって別の占ツクのページに続きを書いていますので、よかったら読んでください! (2018年1月4日 22時) (レス) id: bbb2e2ea41 (このIDを非表示/違反報告)
エマ(プロフ) - 読んでてすごく楽しくなります!無理しない程度に更新頑張って下さいね☆ (2017年12月15日 20時) (レス) id: aa404fb773 (このIDを非表示/違反報告)
ミミー(プロフ) - 彩華さん» わわわ!ありがとうございます!更新遅くて申し訳ないです、、、これからもぜひ見てください。 (2017年7月7日 0時) (レス) id: d354405d1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ミミー | 作成日時:2016年11月13日 20時