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11王子様 ページ13

砂原に連れ去られた場所はマリアのお屋敷。
ここに若武がいるみたいだけど…。

私はやっぱり若武のかぼちゃパンツを想像してしまった。
いや、うん。仕方ない。


「よし。マリアお嬢様。着きました。」


そして、砂原が扉を開けてくれて私はなかに入った。

中に、誰かいる。
若武?


「おっ。やっとおいでになりましたか。マイプリンセス、マリア。」


やっぱりその人は若武だった。

若武は私のもとに歩みより私を抱きしめた。
若武の匂いがした。
懐かしくて安心する匂い。

そうね。私達はこの人に連れ回されてたくさん事件を解決したのよね。


「ねぇ。若武。若武だよね?」


私がそう言うと若武はニッコリ笑った。


「そうだ。俺だよ。」


そう言うと若武はさらに力を強めて私を抱きしめた。
こんなに密着したらドキドキが収まらないじゃないのっ。もうっ。


「ちょっと、そこのお二人さん。俺がいること忘れてんじゃないの。」


あっ、そうだった。砂原がいるんだった。
こんなとこ見られるなんて恥ずかしい。


「なんだ。砂原。お前、いたのか。」


若武はつまんなそうに言った。
そうして、私のことを離してくれた。


「ってかさ、砂原はなんなの。」

「俺は立花の騎士だ。」

「ふーん。そっか。」


若武はなんだか素っ気なかった。


「ねぇ、若武。若武って砂原みたいな騎士とか召使いないの。」


私がそう言うと若武は若武は腕を頭の上で組んだ。


「いや。いるよ。もうそろ帰ってくるかも。」


若武がそう言うとドアが開き誰かが入ってきた。
20代くらいの若い男の人だった。
髪色はクリームみたいな柔らかい色で若武みたいな髪型。目は綺麗な青色で透き通ってた。その目を見ていたら吸い込まれそうな錯覚が起きそうなほど。とても高身長でまとめると俗に言うイケメンだった。


「あぁ。これはこれはマリアお嬢様。もう、アイテル様とお会いになりましたか。」

「あの。あなたは。」


私があのイケメンに聞くと快く答えてくれた。


「これは失敬。私は、隣国の王子アイテル様の召使のタナトスと申します。」


そう言って膝をつく姿はとても素敵だった。

アイテル様って若武のことよね。


「マリア様の隣にいらっしゃるのは騎士のアレス様ですね。」

「あぁ。はい。そうです。」


砂原は少し動揺していた。
なんだろう。何かあったのかな。


「そういえば今日はドレスの打ち合わせですね。ネメシス様をおいでになってますのでさっそく移動しましょう。」

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book - とても面白く、続きが気になるのですが、 29の、復讐の神の神の字、多分違うと思います。 (2019年11月23日 11時) (レス) id: cbda76f83d (このIDを非表示/違反報告)
ユキノ - 読むの2回目です!これからも無理しない程度に頑張ってください! (2019年1月19日 11時) (レス) id: 65a20c4621 (このIDを非表示/違反報告)
ミミー(プロフ) - エマさん» ありがとうございます!ちょっと、訳あって別の占ツクのページに続きを書いていますので、よかったら読んでください! (2018年1月4日 22時) (レス) id: bbb2e2ea41 (このIDを非表示/違反報告)
エマ(プロフ) - 読んでてすごく楽しくなります!無理しない程度に更新頑張って下さいね☆ (2017年12月15日 20時) (レス) id: aa404fb773 (このIDを非表示/違反報告)
ミミー(プロフ) - 彩華さん» わわわ!ありがとうございます!更新遅くて申し訳ないです、、、これからもぜひ見てください。 (2017年7月7日 0時) (レス) id: d354405d1c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミミー | 作成日時:2016年11月13日 20時

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