無口な少女には味方がいた (ページ4)

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#プラントページ4

『崖・・』

約束のネバーランド・・・だ

歩いてみよう

違うはず

あんな怖い、苦しい所じゃないはず

は・・・ず・・

そこには橋が、

あそこだ橋・・・

ダメだ・・死ぬのかな？

今なんの時間？

ママが来たらどうしよう。

怖いのに震えているのに

足が動く

『アレ？・・』

黒く揺れる人影を見た

人だ

間違いなく

子供で・・・

『ロイ?!』

そう叫ぶと、彼はびっくりして目を見開く

ロイ「A・・お前も」

『うん。信じたくないけど、多分』

″約束のネバーランドに転生したんだ″

ロイがいるならハナもいるはず、

″死んでれば″

ハナが生きてたらここにはいないはず

生きてたら・・幸せならいいよ

でも、逢いたいな・・

ハナ「A?!」

知ってる声が聞こえた

一緒にいられる嬉しさ

と

死ぬかもしれない絶望

守るよハナ、ロイ

ハナ「ここって、約束のネバーランドの世界
でしょ？」

『うん』

私は頷く

ロイ「プラントバラバラだネ」

『やだなー』

本当にいや、

いきなり居なくならないでよ？

死にたいなんて、言わないでね

希望を・・希望を・・・

ロイ「みんな感情は捨てて」

″できるだけみんなに嫌われるんだ″

ロイ「苦しくならないように」

私達は頷く

『行こう』

私の合図で自分がいたプラントに走って行く

『せいっや』

崖を降りる

寒い・・冷たい

すると後ろから足音がする

鬼ごっこ中かな？

後ろを見るとニコニコ顔のエマが

私はエマ達がいるプラントなんだ

エ「A♪♪」

そー言って抱きつく

『わっ』

びっくりする。

『もう・・危ないじゃない』

と、優しく言いたい。けど

『やめてくれる？不愉快』

そう睨んだ

エマは驚き

絶望の目をする

ごめんね・・と心の中で30回唱えながら

ハウスへ足を運ばせる

エマは追っかけて来ない

びっくりしたらしい

ハウスの目の前につく、

『冷たい』

冷えきっている

真実を知ってるからこそ感じる

叫びたい。助けを求めたい

でも、ハナとロイを守るって決めたんだ

くじけちゃいけない

エマ達のプラントに来た以上

私が頑張らなければいけないんだ。