今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:4,230 hit
小|中|大
#いつから ページ5
(エマside)
いつからだろう。
Aが、笑顔を、笑った顔を見せなくなったのは。
あの時だ、6歳の時
誰か違う人みたいで、Aの笑った顔も、話し合っ
た事の記憶も、今は薄れてきている
みんなAに抱いている気持ちは
多分、 恐怖 だろう
鋭い目付き
もう、声も聞いてない
時に、悲しそうな目をする
そうだ
里親 が決まった時
離れるから、とかではなく、ママを睨むような
一段と怖い顔を見せる
それとなく、悔しそうな顔をし、
悲しそうに、喜んでいる子を見る
Aには、里親 という言葉が怖いようで
私が「里親」と、言うだけでびっくりし、
悲しそうにする。
嬉しいよね?
みんな幸せ掴んでて
羨ましいのかな?
Aは、どう思ってるの?
わからない
分からないよ
私達はもうすぐ11歳。
12歳になったら里親のとこに行かなきゃ・・
それまでに、またAの笑顔、見たいな・・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
12人がお気に入り
12人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ユキ | 作成日時:2019年6月25日 23時