5話 また消えました。まる。 ページ5
……(放心状態)すんません。
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「じゃあ、自己紹介も終わったし、頼みたい事があるんだよね。」
いーい? と、聞いてくる司くんは、同じ身長と相まって、双子の弟の様に思えた。
「頼みたい事って?私にできる事なら何でもする!」
「Aの噂を変えさせて貰えないかなー、って。」
「う…わさ?」
だって私は普通の人だし、有名でも無い……はず。
記憶が無いからよくわかんないけれど。
「Aには、怪異としての噂があって、、、」
また、まただ。
司くんの言葉を切っ掛けに、発作の様に質問が出てくる。
怪異って?噂って?変えるって?
……そもそも何で私の名前を知ってるの?
何で?
頭がぐわんぐわんする。
目がグルグルする。
体がふらふらする。
視界が、暗転した。
その時見えたのは、私を覗く2つの星みたいな黄色い目。
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つかさいど
俺が説明すると、Aは目覚めた時みたいに意識を失った。
「A…、A?」
さっき目が俺を殺した時のあまねみたいだった。
でも、我慢をやめた人の顔じゃなかった。
……じゃあ、何?
そんなことを考えている中、俺は焦っていた。
俺はいつもは焦らない。
俺はいつもは落ち着いている。
俺はいつもはあまねにしか興味無い。
俺はいつもは慰める側。
俺は………何で焦ってるだろう?
思い出せない、なぁ。
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〜〜
ASide
翌日、私は、、、
転校生として学校に行きまぁ〜っす!!
テンション高い?キャラ崩壊?
知らないよそんなこと!!
「いってらしゃーい。」
「いってきます!」
司くんに見送られながら、放送室を後にした。
因みにあそこが放送室だと知ったのは、ドアの上に「使用中」の四角いアレがあったからだ。
あの後、改めて説明を受け、OKを出した。噂の内容は楽しみにしておく。
帰ってからのお楽しみだね!
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寧々Side
「今日転校生が来るんだって!楽しみだね寧々ちゃん!」
「うん!」
今日は転校生が来る日だ。
私の親友の葵と一緒にどんな子か予測している。
ついこの間ヤコさんに酷い目会わせられたけれど、今は楽しみで仕方がない!
「転校生を紹介する。入ってこい。」
そう言われて入ってきた子を見た瞬間、時が止まったと思ったのは、私だけじゃ無いだろう。
濡れていると思える程に艶がある、腰で切り揃えられた、黒い髪。
照明が蒼い目に反射して、清流に星が映っている様に見える綺麗な瞳。
滑らかな白い肌。
………細い、、、足。
可愛いらしい口元。
「私の名前は…川岸 A、です。」
6話 入らなかったです(泣)→←4話 ごめんなさぃいいいいぃ!
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心音 - すっごい面白いです。体調に気を付けてください。 (2021年2月11日 23時) (レス) id: 151c54b00a (このIDを非表示/違反報告)
yui - アリル人さん» ちょっとコメント控えてくれるかな?別にリアルで言えば良いじゃんか。妹なんだし。 (2019年8月5日 22時) (レス) id: 43324b4bf2 (このIDを非表示/違反報告)
yui - 権現崎さん» え、ありがとうございます!なんかさっきパス忘れて時々の方で入れなくなってショックだったけど吹き飛びました。ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月5日 22時) (レス) id: 43324b4bf2 (このIDを非表示/違反報告)
権現崎(プロフ) - コメント欄での長い会話はサーバーさんが可哀想だからやめてーなー。一応伝えておくぞ!応援してるよ (2019年8月3日 15時) (レス) id: 1c6f566e53 (このIDを非表示/違反報告)
黒椿鬼(プロフ) - あの…アナログでよかったらイラスト描かせていただけませんか? (2019年7月24日 17時) (レス) id: 6a259b674d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あんみつもっけ | 作成日時:2019年5月22日 18時