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顔を上げた先輩の目は きゅっ と力が入っているのか 大きな二重の線ができていた。





藤「どうしよう、幸せすぎて・・・ありがと」







そんなこと言われたら私だってこんなに幸せな気持ちでいていいのかなってくらい幸せで幸せで 先輩への好きっていう気持ちが募っていた。


藤「今日一緒に帰れる?」

『はい///』




藤「じゃあとでね、お昼ご飯食べる時間なくなっちゃうからね」






『そうでした、幸せすぎてお腹いっぱいになった気分です』




藤「可愛いこというなあこにゃろ」



先輩は私の髪の毛をわしゃわしゃとしながら私の頭をぐっと引き寄せ私はすっぽりと先輩の胸の中に収まってしまった。







ド キド キ ド キ





小刻みに聞こえる自分の心臓の音は先輩の甘い香りに包まれたことでさらに勢いが増す。





藤「Aちゃん、いい匂い。俺嫉妬深いからきっと玉と話してるだけでも嫉妬しちゃう」



『先輩こそいい匂いです。私、人とお付き合いすることが人生で初めてなので・・・』



藤「ふふ、そうかなって思ってた」







なんでですかって先輩の胸に顔を押し付けて少し背中に回していた腕の力を強める。




藤「実は俺もAちゃんが何もかも初めて」



『嬉しいです。・・・先輩暑いです』





そう言うと ずっとこうしてたいよ って優しい顔して言うからこの先私は先輩と一緒にいたら先輩の甘さで溶けてしまうかも・・・

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作者名:そると | 作成日時:2018年8月15日 17時

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