前世の恋人はどうやら重いようで【鬼滅の刃】

逆らえない ページ20

貴「ひっ、触らないで…っ」


対抗しようとしても力が入らない


竈「はっ、そんなこと言って…下の口は
物欲しそうにしてるぞ？」


指が触れただけなのに全身に電気が流れた
かのようにビリビリする


貴「っう…お願い、お願い炭治郎…！やめ…っ」


竈「…A」


いつもよりも低い声


竈「声を出すのは喘 ぎ声だけでいい
それ以外は喋るな。わかったか？」


本当に喋ってしまえばもっと酷いことをされる
直接言ってもないけど言葉の威圧で
察してしまった


貴「…(ｺｸﾘ」


無言で縦に首を動かすしか無かった


炭治郎を見るとさっきの真顔が嘘かのように
優しく微笑んだ


竈「そう、いい子だ」


それが合図かのように望んでもない行為が始まった


行為中は余計な一言を喋らないように気をつけた
部屋には自分の汚い声と吐息が響くだけ


竈「なぁもっと、もっと聞かせてくれよ
君は本当に可愛らしくて愛おしいな」


無理やり繋がれ、腰を捕まれて逃げることが
出来なかった。だけど逃げてしまえばもっと
酷いことをされる


貴「っひ、…ｸﾞｽｯ…あっ」


悲しくて、辛くて、悔しくて仕方なかった
色んな感情が込み上げ涙が溢れこぼれる


竈「A、何で泣いて…ああそうか。俺と
またこうして繋がれて嬉しかったんだなぁ」


違う


そう言えたらどんなに楽か


結局炭治郎の思うがままに始終ずっと繋がれていた

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