前世の恋人はどうやら重いようで【鬼滅の刃】

思い出した ページ13

貴「…やっと、全部思い出したよ。炭治郎」


そう言うと炭治郎が目を見開きさっきよりも
強く抱きしめられた


竈「ああ、よかった。やっと、思い出して
くれたんだな…っ！」


貴「…炭治郎。ごめん。ずっと待たせて…」


炭治郎が珍しく泣いていて気づけば私も
つられて涙を流していた


竈「…A、もう一度…前世のように俺達
また恋人にならないか」


貴「…えっ」


確かに私達は前世は恋人同士だった。確かに
炭治郎のことは懐かしく感じた…


が、そこに恋愛感情はもうなかった


前世の記憶を取り戻してもなお、私は善逸の
ことが好きなままだ


竈「善逸か？…善逸の方が、好きなのか？」


貴「…私、炭治郎のことも前世のことも思い
出せてよかった…けど、前世の時のような
感情は、もうないの…ごめんね。炭治郎…」


貴「私、善逸のことが好きな「…んで」えっ？」


顔を下に向けながらさっきよりももっと強く
抱きしめられる


貴「やっ…は、炭治郎…苦しい…」


竈「俺達は前世は恋人同士だろう？なら今世も
恋人同士にならないとダメじゃないかぁ！」


貴「い…痛い…離して…！！」


胸元を押すが力が及ばず効果はなかった


竈「善逸なんかに渡すものか。Aは俺の
ものだ！前世でも、そして今世でも…！！」


後頭部に炭治郎の手が触れお互いの唇が
無理やり重なった

どうしてこんなことに→←全部、全部…

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