２羽 ページ3
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「だから、その王様をぶったおすんだ！」
「コート上の王様を……？大層な夢持ってるんだね。」
クスクスと笑うAに、日向は「バカにすんなー！」と反論する。ついさっきで会ったばかりの日向とAは仲良さげに話ながら体育館へ向かっていた。
Aもコミュニケーション能力は高いほうではある。ただ日向のコミュニケーション能力はその比ではない。そのため、会って数分の今もまるで前から友達だったかのように仲良くなっていた。
「あ、そうだ！白石サンはさ、どこ中だったの？」
「Aでいいよ、気軽に話して。」
「な、名前呼び……！わ、分かった！で、で？どこ中？」
名前呼びすることに一瞬顔を赤くした後、顔を左右に振ってその思いを払拭した日向。再び質問された頃には、2人はすでに体育館の入り口を目前にしていた。Aは日向の問に少し「あー……。」と言葉を濁した後、答えようと口を開く。
「私は、」
「何でいる！？」
しかし、日向が大きな声を出したためにそれは阻まれた。あまりに急だったので驚いて日向のほうをみると、日向は体育館内を指差している。Aもその方向に目を向けると、どこか知った顔の黒髪長身の体操服に身を包んだ男がたっていた。
その男は日向の声を受けてやろうとしていたことをやめたのか、彼自身が投げたであろうにボールは彼の頭に落ちる。同時に男の姿をしっかり確認して、Aは目を見開いた。そして何を思ったかひょいと横によけ、あちら側から自身の姿が見えないようにする。
「……日向翔陽。おまえのことはよく覚えてる……クソ下手くそな奴っ！」
「ば、バカにすんなよ！確かにあのときはボロ負けしたけど、次は負けない！……って言う風に決意してきたのに何でお前がいるんだよ！同じチームじゃ倒せないじゃねーか！！なぁA！」
急にAの方を見て同意を求める日向。あまりにも急にかつ早口に話を振られたためすこしどもって、「あ、うん。」と、苦笑いぎみに返事を返した。
「お前、誰と話してんだよ。」
体育館内にいる男の不思議そうな声が聞こえる。逃れようも無いなとため息をひとつついてから日向の横に並んで立ち、中に居る男と目を合わせた。
「お前――！」
「やっほー、影山飛雄クン」
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刹那(プロフ) - 疑問なのですが５羽の端麗ナ容姿は誤字では無いですか？ (2020年5月15日 15時) (
レス) id: 9ed63526ef (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 由華理さん» 本当ですか！ありがとうございます！！ご期待に添えられるように頑張ります！ あっ、ほんとですね…(゜Д゜) み、見なかったことに((( すみません！今から直したら全話直さないといけないので、目をつぶってください…！ (2016年9月30日 19時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
由華理 - 質問なのですが、１７羽が二つあるのはなぜてすか？ (2016年9月29日 21時) (レス) id: 06d67bc150 (このIDを非表示/違反報告)
由華理 - いつも作品見ています！これからも更新頑張ってください！ (2016年9月29日 21時) (レス) id: 06d67bc150 (このIDを非表示/違反報告)
赤兎リエ輔(プロフ) - 七瀬 蒼さん» ご指摘ありがとうございます！直してきます:(゜ω゜): 面白いですか！？よかったです･･･！応援ありがとうございます！ご期待に沿えるよう頑張ります！ (元 花宮幸ヤです！) (2016年8月13日 15時) (レス) id: 9a5c590feb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤兎リエ輔 x他2人 | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2015年5月9日 16時
