年の瀬 ページ16
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クリスマスも終わった年末
社長から、挨拶回りの手土産を頼まれて
出向いた百貨店
両手に紙袋をもち帰ろうとしたとき
深緑の肌触りの良さそうなマフラーに目が
止まった
相葉さんに似合いそうだな…
そうおもっていたら、店員さんが
プレゼントですかと声をかけてきたので、
はい、これくださいって答えていた
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会社に戻って、残りの仕事を片付けたら、
事務所の掃除をして、仕事納めだ
早々に終わると社長が上がっていいよと
言ってくれたから、人足先に挨拶をして
上がらせてもらった
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明日は家の掃除をしてよるは圭くんの店に出て
…って考え事しながら歩いてたら、出入口に
雪だるま発見!
あ、なんか久しぶりだ···
ドキドキしながら駆け寄ろとしたら電話が鳴ったのか、携帯を取り出して画面を確認しながら、立ち上がって「もしもし···」って
話し出した
隠れる必要もないのに思わず隠れてしまった
暫くその場から動けなくて、通行人に怪訝そう
な顔で見られたから
意を決して家に向かって歩きだしたら、
もうそこに相葉さんは居なかった
「なによ、私に会いたかったんじゃなかったの···」
急にやる気も何もかも無くなって、玄関先に
置いた彼へのプレゼントもそのまま放置して
ベッドに潜り込んだ
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翌朝起きるとメイクも落とさず、手足のケアも
せずに眠ったせいで、顔もガサガサ浮腫も
あって最悪のコンディションだ···
最低だ···
ノロノロと起き出して、エステサロンシルクを
検索するとすぐに連絡先が分かったので
電話をかけた
「もしもし、以前谷山さんのご紹介で···」
「あー、佐々木Aさん？」
「あ、そうです、その節はお世話になりました」
「あの、相葉くんの広告でしょ？あの時のやつ」
「あ、そうです、そうです、よくご存知で…」
「そりゃ、私が磨いた肌ですもの分かるわよ
で？今日は何？」
「あ、今日お手入れってしていただけませんか？」
「急な仕事？」
「あ、いえ…お手入れサボっちゃったら
ちょっと手に負えない感じで···」
「ふーん、まあいいわじゃあ、今からなら
時間空けてあげる」
「あ、すいません、ご無理いいます」
「いいのよ、あの谷山が面倒みてるこだもの
じゃあ待ってるからすぐにいらっしゃい」
「はい···」
10分で準備して飛び出した
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ピカンチ★(プロフ) - ひろさん» 初めまして！大好きと言っていただけてうれしいです。私もこの作品の二人好きです。楽しみに読みにきていただけるように頑張りますね、コメントありがとう (2021年1月24日 22時) (
レス) id: 8c079158e1 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 初めまして。この作品大好きです。これからも 楽しみに読ませていただきます。 (2021年1月24日 21時) (レス) id: c60b3962ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ピカンチ★
| 作成日時：2021年1月19日 10時
