白雪姫 snm3 (ページ3)

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勘違いページ3

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朝目覚めたらベッド脇で眠る目黒くん

こんなところで寝かせてごめん

目黒くんはまだ発表されて無いけどドラマが決まってる

去年はコロナ禍で活動が制限され苦しんだし、２年目はグループでの映画や、個人仕事の充実を図っていくと戦略会議で伝えられていた矢先なのに、こんなスキャンダルを起こしてしまった

怖くてニュースの類は観ていないけどゆきちゃんの様子からは混乱が見て取れた

喉が渇いたな…起きあがろうとしたら痛む右腕

そっか、怪我してるんだ…

「ん、」起こしてしまったみたい

「目黒くん、一晩中ついててくれて、ありがとう
今朝から仕事だったよね？一旦帰った方がいいよ」

「おはよ…今日は俺事情聴取で警察に行くからお母さん達が来るまでここにいるから」

目黒くんは優しく私の頭を撫でながらそう言ってくれた

「目黒くん迷惑かけてごめんね…」

「謝らないで、Aは何も悪くないから」

「ほ…とに、ごめん…」

「俺は怖い思いをさせてしまったけどAを助けられて本当に良かったと思ってるし、岩本くんがいてくれて不幸中の幸いだったと思ってる」

「2人をこんな事件に巻き込んで…」思い出すとまたハラハラと涙が溢れてきた

大丈夫、俺がついてるから安心していいよそう言いながら目黒くんは抱きしめて背中をさすってくれた

ノックが鳴って看護師さんが入ってきた

私の様子を見にきたよう

「Aさん、気分はどう？」

「大丈夫…です」目黒くんから離れようとしたけど

しっかり抱きしめられていて解けなかったし、離れたくなかった

目黒くんの腕の中は不安な気持ちを安心に変えてくれる

「優しい彼氏がいていいわねぇ」

「「え？」」

「あら違った？ご夫婦？」

看護師さんは私の事を知らないみたい

目黒くんと目があってふふって笑いあった

なんだかそれがひどく安心した気分になった

食事が運ばれてきたけど食べる気になれなくて

「いらない」っていったら目黒くんに怒られた

だから少し食べたけど、それ以外食べたら吐いてしまいそうだから、謝って下げてもらった

9時を過ぎた頃父達がやってきた

目黒くんとは入れ替わりで迎えにきたマネージャーと警察へ行く為出て行った