白雪姫 snm3 (ページ2)

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悪夢の始まりページ2

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呼び鈴が鳴ったからインターフォンで対応する

エントランスじゃなく、玄関ドアの前

作業着姿の人が三人写ってた

そして給湯器の定期点検だと言った

そんな知らせあったかな？と思ったけど留守がちだから

然程気にせずドアを開けたら

突然物凄い勢いで押し付けられた

驚いて悲鳴をあげた

なに？なにこれ？！

そこからはあまりよく覚えていない

目が覚めたら目黒くんがベッドの脇で手を握りながら眠ってた

疲れた顔色をしている…

ごめん…迷惑かけて

ひーくんはどうしたのだろう、怪我してないだろうか

「…ん、起きた？」目覚めた目黒くん

起きあがろうとしたら止められた

「起きたら看護師さん呼ぶように言われてるから呼ぶね？」

「うん」

看護師さんと医師がはいって来た
容態のこととか話してるけどちっとも頭に入らない

今日は入院して明日検査するらしい

右手をついて起きあがろうとしたら激痛が走った

どうやら肩を痛めてるらしい

病室にはマネージャーのゆきちゃんが待っていた

ゆき「A！」ゆきちゃんは私を呼ぶと抱きしめた

「…ごめんね、ゆきちゃん、騒ぎ起こして」

ゆき「何いってるの？！あなたのせいじゃないから」

「ごめ…」涙が溢れてきた

目黒くんが「ほら、ちょっと横になろう」

支えて横に寝かせてくれた

ゆきちゃんのスマホがブルブル震えてるのがわかる

「ゆきちゃん、私は大丈夫だから仕事して？」

目黒「俺がついてるんで大丈夫です」

ゆき「ちょっと連絡してくるね、メンバーにも目が覚めたって伝えとく」

「ありがとう」

はぁ、と息を吐く

「ひーくん大丈夫かな…怪我してないかな？」

「ん、大丈夫だから、ほらちょっと寝な？」

「…目黒くんは怪我してない？」

「ん、平気」

「迷惑かけてごめんね」涙が溢れる

「大丈夫、迷惑なんてかけてないから、明日の朝お母さん達来るって連絡あったから」

「どうして、こんなことになっちゃったのかな…」

今日の出来事にどうしようもない気持ちが溢れて涙が止まらない

目黒くんは落ち着かない私の側に一晩中ついててくれた