カフェの時間 ページ6
「いえ、全然大丈夫ですよ！！
私も今来たところです！
･･･息切れしてますけど大丈夫ですか？(苦笑)」
山「ﾊｧﾊｧﾊｧ...だいじyﾊｧﾊｧ...うぶ...ﾊｧﾊｧ」
「息整えてから喋ってください(苦笑)」
．．．．．．．．．．
荒い息を深呼吸で整えて喋る
山「ごめんね千乃ちゃん、待たせちゃって(苦笑)」
「いえ、全然ですよ！」
山「じゃ、カフェまで喋りながら行こうか！
もう僕お腹空いちゃって(笑)」
「ふふ、行きましょか！」
こうしてカフェへと足を進める
山「あの距離ならいける気がしたんだけどなぁ」
「(笑)そもそも何処にいらっしゃったんですか？」
山「千乃ちゃんから連絡あったときは食堂で、荷物とかはクイ研の部室に置いてきたままだから取りに戻って、もともと小走りとかだったけど外出たら全力疾走」
「そりゃあ息切れぐらいしますって(苦笑)」
山「え〜？、ちょっと前の僕ならあれぐらいの距離なんて息乱れてすらいなかったんだよー？」
「そう言えば先輩高校のときは陸上部でしたね」
懐かしぃーみたいな感じで喋る千乃ちゃんにちょっとムッとした
山「そーだよ」
「勿論、忘れてないですよ(笑)
ちょっと実感がわかなかっただけです(笑)」
山「(笑)たしかに千乃ちゃんと部活での交流はなかったねー。うわぁ、なんだか老いを感じる」
「大学生の言うことじゃないですね(笑)」
などこの後も色々と話しながら大体30分ぐらい歩いて、目的のカフェに着いた
「ここですか？」
山「うん、ここ！
ちょっと見えないでしょ？」
「見えないですね･･･」
山「じゃ、中入ろうか！
実は僕も初めて中入るんだよね」
「えっ!?じゃあどうやって･･･」
山「知人に教えてもらった！」
「なるほど(笑)」
店内なのでヒソヒソと話した
席に付き千乃ちゃんは日替わりケーキとホットケーキを頼み僕はサンドイッチと珈琲を頼んだ
中は落ち着いた雰囲気でいっぱい
椅子や机、内装がアンティーク調で
シックで落ち着きを醸しだしている
勿論、かかっているBGMも落ち着く
時間の流れがゆったりとしているのを感じる
この雰囲気好きだなぁ
「いいお店ですねぇ」
どうやら千乃ちゃんも同じことを思っていたみたいだ
「ね、僕も同じこと思ってた！この雰囲気好き」
2人で顔を見合わせにっこりとひっそり笑った
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：宵闇の猫 | 作成日時：2020年2月4日 3時
