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スタート
合図と共に走り出す…と言ってもそう簡単にはいかない
ライ(スタートゲート狭すぎ！これじゃ通れないよ！)
スタートゲートから差をつけろってことだろ
まあ、簡単に言うとここで最初のふるいが行われるってこと
上空に飛ぶと同時に地面が凍る
動けない彼らの頭を踏み台にして進む
文句を言われるが無視無視
マイク《さーて実況してくぜ！解説アーユーレディ？ミイラマン！》
相澤《無理矢理呼んだんだろが》
実況はあの二人か…なんかテンションにだいぶ差があるみたいだけど気にせず進むか
トントンと進んでいくと、前方に入試の時の仮想敵が目に入る
成る程…これが第一関門…
《ターゲット…大量！》
正に障害物競走、だな
マイク《さぁいきなり障害物だ！まずは手始め…第一関門ロボ・インフェルノ！》
ライ(インフェルノって地獄とか業火って意味だよね…中二病だ…)
まあまあ…
…今行くと巻き込まれるか？…いや、スピード出せば行けるか
凍らされたロボットが倒れ、何人かが巻き込まれるのを確認した後、個性を発動する
マイク《1-A、轟！攻略と妨害を一度に！こいつぁシヴィー！すげえな！一抜けだ！アレだなもうなんか…ズリィな！》
狡いのか？…まあ、所詮は個性だからな…有利不利はあるだろ
マイク《1-A、流速も轟に続く！…ってもう通りすぎたぞ！めちゃくちゃ有利な個性じゃねぇか！》
皆が私の事を認識した時にはもう第一関門を抜けるとこだった
ライ(爆豪君は上行ったみたいだけど…霊華は行かなかったんだね)
風向きが良くない…ま、こればっかしは運だからな…
マイク《オイオイ第1関門チョロいってよ！んじゃ第2はどうだ？落ちればアウト！それが嫌なら這いずりな！ザ・フォール！！！》
因みに現在の順位は3位
前には轟と爆豪がいる
…まあ、轟のお陰で問題なく行けそうだが
マイク《先頭が一足抜けて下はダンゴ状態！上位何位が通過するかほ公表してねえから安心せずにつき進め！》
…ふーん…なら、少し相手を落とそうか
轟の作った氷の道を渡り終えるその最後の一歩のところで思いっきり力を入れ、個性を発動しながらジャンプする
バキバキと音を立てて崩れていく氷の道
こちら側に来たのは…
ライ(凄…緑谷君…流石、だね)
だな
間一髪で渡ってきたのは猛スピードで駆け抜ける緑谷
流石、オールマイトの後継者
既に最終関門に着いているであろうあの二人に最後に立ちはだかるのは、間違いなくあいつだ
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作者名：おにぎりせんべい | 作成日時：2023年11月23日 0時
