可愛い天使が鬼滅の世界にトリップして来た！？

第20話by栗夢 ページ21

クラピカside


ゴン、キルア、リユが呼吸を教わっている間、私は紅葉といるらしい。

ゴンとキルアは心配ないが、リユは少し心配だな……

果たしてコミュニケーションが取れるのだろうか。

まぁ、私が心配しても意味はないが……


しばらくすると、炭治郎がやってきた。


炭治郎「そういえば、紅葉は何の呼吸を使うんだ？」

紅葉「あれ？言ってなかったっけ？」

そういえば、確かに言っていなかったな……


紅葉「私、呼吸使えないんだよ」


呼吸が、使えない……？

今までの情報を聞くに、鬼殺隊の人達は特殊な能力を持っている訳ではなさそうだ。

おそらく、呼吸の技だけが鬼への対抗手段なんだろう。

それが使えないとなると……

相当な努力を重ねたんだろうな……



クラピカ「むー……」

紅葉「……っ！？」

ポンポン、と紅葉の頭を撫でた。

口にある竹が無ければ、もう少し何か言葉をかけられるが……

流石になぜこうなったのか、分からない程頭が回らない訳じゃない。


紅葉「……ありがとね、クラピカ」

紅葉に頭を撫でられた。

紅葉に頭を撫でられると、何故か懐かしいような、そんな気持ちになるな……

そして、紅葉の顔は、心なしか赤いような気がした。

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