case1_出会い ページ1
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ヴィンテージ仕様なのか、開いた扉はカランコロンと心地の良い音を響かせる。
私がやってきたのは家の近くにある探偵事務所。私の住んでいるアパートのすぐ近くにある事務所だけれど、こうして足を踏み入れるのは初めてで、厳粛な雰囲気と言えば良いのだろうか、少し躊躇しながらも足を踏み入れると、そこにはセピア色の細身のパンツスーツにアイロンのしっかりとされた白いワイシャツにパンツと同色のベストを着たスタイルの良い男性が本を片手に立っていた。
なるほど、彼がここの探偵事務所の探偵なのだろう。
「あの…」
「こんにちは、ご依頼ですか？」
本に落とされていた視線がゆっくりと私に向けられる。その仕草がなんだかどこか妖艶で、ドキドキとしてしまう。
彼の顔はさながら友人が好きだと言っていた今流行りのイケメン俳優で、塩顔って繰り返すんだななんて馬鹿なことを考える。
「えぇ、実は調べて欲しいことがあって」
「ではこちらにどうぞ」
丁寧に案内された応接間には相変わらず、年季の入った絨毯や絵画が飾られている。古くから世襲している事務所なのだろう。
促されて腰をかけたソファはあまりにも柔らかくて驚いていると向かいの席に座った彼に声をかけられる。
「それではご依頼内容をお伺いしても？」
「あ、はい……実は前から平たく言えば誰かからストーカーのようなことをされていて」
そう、私がこの探偵事務所に訪れた理由は簡単にいうとストーカー被害の調査依頼のためだった。
「なるほど」
単刀直入に依頼内容を伝えると、彼はまるで「心配だ」と言い出しそうな表情で私を見つめてくる。
万が一にでも「お客さんの勘違いじゃないですか」なんて言われたらどうしようと思っていたが、短い相槌の中に話を聞こうとする姿勢が彼にはあって安堵する。
何度も気のせいかもしれない、とここへくるか悩んだけれどこんなに優しい人が担当してくれるのなら来てよかったと心から思えた。
「それで…」
そうして、私が言葉を続けようとすると同じタイミングで応接間の扉が強く開かれた。
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ぴび(プロフ) - ちゃんとしりとりになってるの面白すぎるw！更新頑張ってください^^ (6月5日 21時) (
レス) @page47 id: 1bc63c0c6d (このIDを非表示/違反報告)
パラド(プロフ) - とてもどタイプな小説見つけちゃいました♪探偵×田中樹最高すぎます🥹🫶陰ながら応援してます😊 (6月2日 16時) (レス) @page40 id: 9f4f512c52 (このIDを非表示/違反報告)
鬱金香(プロフ) - annaさん» ありがとうございます！ソース派かタルタル派か小競り合いさせたいがためすっかり忘れてました🥺ご指摘ありがとうございます🙇♀️ (5月16日 21時) (レス) id: 3cbde8debb (このIDを非表示/違反報告)
anna - すいません、最後のこれからがこれさらになってました。何度もすいません (5月16日 18時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
anna - このお話大好きです！めっちゃ面白いです。これからも応援してます！！あと、一つ訂正というかあれなんですけど、松村さん甲殻類アレルギーなのでエビ食べれないかと、、いきなりすいません！これさらも応援してます！ (5月16日 18時) (レス) id: b3d00b40ee (このIDを非表示/違反報告)
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