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遙「私に・・・もっと力があれば・・・簡単におばあちゃん達を救えたのに・・・!!」
変身を解いて涙をこぼすはるちゃん。
僕はなにもすることができなかった。
僕も無力だ。
誰かに守られることしか出来ない。
ただただ、背中を叩いて慰めることしかできなくて。
響「遙姉ちゃん!!総一兄ちゃん!!」
遠くから少年の声が響く。
緑色のヘッドホンを首から下げた気だるげな男の子
桃色のスカートをはいた色白の女の子
黄色の野球のユニフォームを着た色黒の男の子
緋色のサッカーのユニフォームを着た少し日に焼けた女の子
この4人が駆けてきた。
響「親父達が戻らない・・・。」
楓夏「お姉ちゃんなにか知ってる?」
平治「俺、心配だよぉっ!!」
帆乃佳「パパとまたサッカーするって約束したのに・・・。」
立て続けに言われる。
するとはるちゃんはおもむろに顔をあげて言った。
遙「・・・みんな・・・家に来て・・・。説明できるところまでするから。」
その口調は極めて冷静なものだった。
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さすらいの作者(プロフ) - はらさん» はい〜 (2018年4月21日 8時) (レス) id: aa2213a649 (このIDを非表示/違反報告)
はら - オリジナルフラグ外して下さいねー (2018年4月21日 8時) (レス) id: 62c25ec36c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さすらいの作者 | 作成日時:2018年4月21日 7時