優等生と劣等生。【プロセカ】 (ページ22)

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20話　夏休みのページ22

『…。』

K「ってごめん、私ばかり話しちゃって」

『いや全然…みんな本気なんだなって思って
私ももっと頑張らないとだよね！』

K「ふふっ、Яってちょっと変わったね」

『え？』

K「ニーゴに入ったばかりのときは、少し控えめっていうか遠慮がちだったから」

変わってる、私が？

……そうなんだ、変わってきてるんだ

『自分じゃ気付かなかったけど、変われてるのなら嬉しいな』

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ニーゴに入りテストも無事終了してからというもの、時間が経つのが異常に早いなーと思っていたら、もう夏でした

お店の前を通り過ぎるたびにクーラーの冷気が当たってひんやりするけど、そこを通過すればまた地獄

家に帰ったら速攻アイスを食べようなんて考えていると、どこかで見たことのある人影が見えた

あ、もしかして―――

『やっほー瑞希！』

「A！もしかして学校帰り？」

『うん、それにしても瑞希が制服着てるなんて珍しいね
今日は学校に行ったんだ〜』

ちょっと意地悪そうに尋ねると、”補習があったの”と瑞希が少し頬を膨らませて言った

「そうだ、せっかくこうやって会えたんだし、どこかカフェに寄らない？
Aに相談したいことがあるし！」

『いいね行こっか、でも相談って？』

「それはカフェに着いてからのお楽しみ！」

『ん〜、美味しい〜！ここにこんなに美味しいパンケーキがあるなんて…！』

「このお店、口コミでけっこう評判あるんだ
一日数食限定のものだし、来てみて正解だったよー！」

『そういえば、さっき言ってた話なんだけど…』

「あーそうだった…実はAとある計画を立てたいんだ」

『計画？』

「ふっふっふー、その計画とはずばり、ニーゴのみんなと夏休みの思い出作ろー作戦！」

『夏休みの思い出…？』

「ボクたちもうすぐ夏休みでしょ？
だからニーゴでどこか遊びに行きたいな〜って思ったんだけど、あの三人がすぐに賛成してくれるとは思えなくて…」

「たしかに、奏は曲作りで忙しそうだし、まふゆは多分難しいよね』

「絵名とか海にでも誘った日には”日焼けするから嫌だ”って言いそう」

『うわぁ、すごく想像できる…』

「でしょ？だからお願い！僕と一緒に奏たちを説得してほしいの！」

『そういうことなら任せて！
ちなみに、どこに行くかは決まってるの？』