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今日は休日。
お兄ちゃんはベッドに座りながら指の筋トレ中。私はその後ろで寝転がりながら本を読む。

「………なぁ、紬。」
「んー。」

休日ではもはや当たり前のこの穏やかな沈黙の時間。それに唐突にお兄ちゃんが声を出す。

「来週の金曜、エマの誕生日だよな。」
「そういえばそうだね。」
「………。」
「………。」

お兄ちゃんが言い出すまでエマの誕生日を忘れてたわけではない。
ただ、お兄ちゃんからエマの誕生日の話題をさせたかったのだ。
本当だったら『どうするか』っていう話題まであげさせたかったけど………お兄ちゃんの奴、こっ恥ずかしいから言いたくないのだろう。エマのことに関してはチキンだなぁこの野郎。

仕方がない。エマに何かしてあげたいという気持ちはちゃんとあるらしいし、これで合格点としといてやる。

「プレゼント、やる?」
「おう。」

返事早!!

「よーし、んじゃぁ早速準備だ。」
「もうやんのか?」
「わかってないなぁお兄ちゃん。こういうのは早くに準備しとかないと。プレゼント何するかは決めたけど用意する時間がなーーい!!なんてなったら笑えないよ。」

そう言うとお兄ちゃんは納得したという顔をした。

「じゃあ……何するよ?」
「エマはコスメとかが好きだけど………どうせならカタチとして残るモンが良いよね。」

お兄ちゃんもそれに激しく同意する。
でもエマがコスメ以外に好きなモンってなんだろう……。

「身内に聞く?」
「………役に立つんか?」

ごもっともです、はい。
でもそれ以外どうしろと。

「ふわぁ〜〜〜っおはよう、ケンチン、ツッツー。」

目の前には寝間着で頭が爆発している、どう見ても今起きたばかりとしか思えないマイキー。

やっぱエマの身内で年が近いマイキーに聞くしかない……けど、ホントに大丈夫か??

「なぁにが『おはよう』だ。」

今何時だと思ってんだ、と呆れるお兄ちゃん。
それにマイキーは『だって秋って眠くならない?』と返す。

そっか……もう秋か。

ということはこれから寒くなる……防寒できる可愛い服とか送ろう!!

でも何がいいか……コート?マフラー?ニット帽もいいなぁ。

思考に沈んでると、急に首根っこを掴まれ引き上げられた。

「帰んぞ紬!コイツに相談した俺らが馬鹿だったんだワ!」

マイキーはお兄ちゃんのカーディガンを何故か爆笑しながら掴んでいて、お兄ちゃんに首根っこを掴まれてる私と一緒に引きずられてる。カオスだ。

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Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇‍♀️めっちゃこの物語良き過ぎます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新されるのを楽しみにしています(*^^*)🎵𓈒𓏸 (2023年2月3日 17時) (レス) @page43 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あ、八戒固まった、このシーン好き! (2022年11月6日 19時) (レス) @page18 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - あ、これって、あの短編にあったシーン! (2022年11月3日 13時) (レス) @page11 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
シオン(プロフ) - 場地さんそのセリフ!!!夢主、鈍感だよって、ハロウィンのは大泣き場面やぁ…… (2022年10月30日 22時) (レス) @page7 id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
巫缶(プロフ) - 違う!そういう意味じゃない!(多分) (2022年10月30日 21時) (レス) @page7 id: 926dc0c43f (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2022年10月28日 16時

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