ロミオとジュリエット (ページ6)

今日:8 hit、昨日:1 hit、合計:9,220 hit

初めての恋ページ6

.

『お嬢様、なんだか楽しそうですね』

「そうかな、笑」

『何があったんですかー教えてくださいよ』

高地が目を輝かせてそう言う。

「まあ、ね」

『あ、さてはパーティですね？笑』

こういうときに高地はとても感が鋭い。

「なんでわかるの！？」

『何年お嬢様に仕えてると思ってるんですか』

「さすが高地、やっぱりあなたは私の執事だわ」

『え！？今までそう思ってなかったってことですか！？』

ショックを受けたような顔をしているのを見て思わず私は吹き出した。

『お嬢様、僕はこんなに悲しんでいるのに笑ったりしちゃって、ショックです』

「高地は私の1番の執事よ」

そういうととても嬉しそうな顔をする。

『僕もお嬢様が1番です』

そんな言葉を聞いて照れた私を見て

『あ、お嬢様お顔が真っ赤ですよー笑』

「からかわないで！」

この時間がなんだか1番落ち着くんだよね、本当にありがとう高地。