21 疑い�� ページ6
あの女が言っていたことは本当なのだろうか
でも俺は、彼女のことを信じたい。
聞かなかったことにしよう、俺は何も知らない。
うん、大丈夫。
「Aちゃん、帰ろうか」
『ごめん、』
「そのままだと風邪ひいちゃうから、帰って風呂入ろ？」
『ごめんなさい』
「Aちゃん悪くないよ。お願いだから、謝らないで」
『そうちゃん、、』
「寒くない？車で来てよかったね」
『そうちゃん。』
「とりあえず俺の上着着な」
『そうちゃん！』
「……ん？」
『聞かないの？』
「えぇ、なにをっ」
『人の彼氏寝取ったの？って聞かないの』
「聞かない。Aちゃんのこと信じてるから」
『じゃあ、、なんで泣いてるの』
「なんでっ、だろ、」
『ごめん、帰ろう。ちゃんと話したい』
もうこれで彼女とは終わっちゃうのかな
まだ好きなのになぁ、
家に着き
彼女が風呂から上がったところで
お互いに向き合うような形で座った
「話、聞かせてほしい」
『あの女の人は、同じサークルの先輩の彼女さんなの。
先輩にサークルの飲み会後の帰り道で、
ホテルに行こうって誘われて。
必死に抵抗してたところを彼女さんに見られちゃって…』
『そのあと先輩とは何もなかったんだけど、
１週間後くらいに彼女さんが目の前に現れて
"あなたのことが忘れられないから距離を置こうって言われた" っていろいろと酷いこと言われたの』
「そっか、」
『さっきも私のこと見つけて怒りが抑えられなくなっちゃったんだと思う』
「ごめんね。ずっと一緒にいたのに、そんなことがあったなんて気づいてあげられなかった」
『そうちゃんが謝ることじゃない。
私のせいで今日のデート台無しになっちゃった…。ごめんなさい』
「Aちゃんのせいじゃないよ。
それに、Aちゃんとのデートなんて、これから何万回とする予定だし」
『なにそれ笑
プロポーズみたいになってるよ笑』
「え？そのつもりで言ったんだけど」
『え？』
続く (更新停止中)
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作者名：ぽみ | 作成日時：2024年2月16日 0時
