家庭教師のゆうぴ

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その後の車内は私はドキドキしてて俯いてたけど

裕太くんは音楽にノリノリで歌ってる。






♩〜『そばにいて〜君の笑顔のため〜っへーい！』





ラブソングなのに、へーい！なんか言っちゃって

ノリノリでせっかくのラブソングが台無し。







裕「もうそろつくで」




その声に顔を上げて外を見ると







うわあ…







そこはとても綺麗な湖が広がっていて



外を見ながらワクワクした。








車を止め2人で歩く。






私「わあ。裕太くんすっごく綺麗だねここ。」



裕「そやろ？ずっとここ連れて来たかったん」



私「写真撮っとく」



裕「A」




湖の風景を撮ってると不意に呼ばれた。



「ん？なあに、カッシャッ」



裕「いいの撮れた」



私「もー！撮るなら撮るって言ってくれなきゃ！
絶対変な顔してるでしょ！不意打ち！」




裕「大丈夫や！可愛い可愛い」




私「もーー。」









＿＿＿＿＿＿＿








裕「なあ、A」


湖を眺めてると後ろから大好きな人の声。

と

温もり。






後ろからぎゅって。



そしたら私の首にあるネックレスを外し始める彼。


スルッとネックレスについてる彼からもらった指輪を



私をくるっと正面向かせて薬指に通される指輪。





裕「大学入学して落ち着いたら、結婚しよ」




私も彼のネックレスを取って指に通してあげて


返事しようと思ってたのに



「ちょっと裕太くん意地悪しゃがんでよ」


背が大きくて届かない。


裕太くんみたいに後ろに回って後ろから取れば

取れたのかな、私バカだから

正面から両手伸ばして頑張ってネックレスを外そうとしてる。




「もう！届かない！裕太くんちょっと！」



裕「はやく返事が聞きたいなっ」






本当に私の彼はたまに意地悪。




見た目は怖くてチャラく見えて

でも目も見て話せないくらい始めはシャイで

だけどとってもとっても優しくて

カッコいい。






私は


彼のネックレスの指輪は届かないから諦め


目を見て


「よろしくおねがいします」


と言うと


軽く目をそらす彼。恥ずかしいのかなんなのか。






だから





今度は私から




背伸びしたら届く裕太くんの唇に




そっと







口づけをする。









背伸びが疲れて唇を離す


目と目が合って私が微笑むと


裕太くんは照れちゃってて


「…それは反則や」




なんて言って私を抱きしめる。

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