【軍パロ】魅入られた瞳は2【d!】 (ページ47)

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帰還ページ47

｢ったく…、お前とんだ変態に目ぇ付けられたな｣

その手の主はため息をつく。

｢コネシマさん…｣

視線はあの男がいる方に向けられている。
視線の先では、シャオロンが倒れた男の頬をぺちぺちと叩いている。

｢おーおー、見事に気絶しよったで。コイツ｣
｢連行しやすいやん｣
｢せやな。なんか縛るもんないか？｣
｢その辺にロープでもあるやろ｣
｢んーと…？お、あったわ。さすが変態｣

スマホの懐中電灯を付けて辺りを見渡したシャオロンはロープを拾い上げると男を縛る。
しかし、その言い方だとロープがあるから変態になりかねないのだが。
そして、縛り上げた男を俵のように持ち上げる。

｢えー、こちらシャオロン。無事、Aちゃんを保護して、犯人も捕まえたで。これから帰りまーす｣

そう言うと、シャオロンは壊れた扉から外に出る。
コネシマも続いて外に出ていく。

｢…あの、コネシマさん…。私いつ下ろしてもらえるんですか…？｣

何故か扉を出る前に、抱えられ方を変えられ彼の肩に掛けられているような状態に。いわゆる、俵持ちみたいな感じ。

｢いや、アンタ怪我してるし、その格好で外歩くんか？｣

その言葉に先程、洋服の腹部辺りを裂かれたことを思い出す。

｢…無理です｣
｢やろ？なら、大人しくせえ｣
｢…はい｣

大人しく抱えられることにしたのだが、正直言うとはずかしいので、もう目を瞑って何も見ないことにした。