【軍パロ】魅入られた瞳は2【d!】 (ページ36)

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気まずいページ36

｢いやな？確かに、トントンが珍しく連れ帰って来て、しかもなんか知らんけどグルッペンも好意的や。けど、そう簡単に人を信頼してええ時代か？今｣

彼の言葉は一理ある。一理あるから、私は何も言い出せない。

｢違うやろ？現にこうして見回りをしている中でも、少なくとも月に5回は遭遇してるんやで？そんな中ぽっと出の女、しかもまだ子どもを信用できると思うか？無理やろ｣

そう言うと、スカイブルーの瞳をこちらに向ける。
晴れた青空を思わせる色なのに、何故か氷のように冷たい感情を秘めている。
その目に見られ氷のように動けない。

｢俺はお前を信用しとらん。それだけは覚えとれよ｣

コネシマは私を見ながらそう言い放った。

その後、なんとかシャオロンがこの場を持ち直そうとコネシマとギャンギャン喧嘩をしながらも、私に対して明るく振舞った。
それでも、彼にも思うところはあったのだろうし、私もついどう反応して良いのかわからなくなりどこか会話にぎこちなさが生まれてしまった。
以前ゾムとも来たことのある公園まで辿り着きシャオロンが｢休憩しよ？｣と提案する。

｢えっと、俺、なんか飲み物買ってくるわ、お前ら待っててくれ…？｣
｢おん｣
｢…はい｣

シャオロはが少し悲しそうな顔をしてから、ドリンクの移動販売車に向かっていく。
私とコネシマは、同じベンチに腰をかけているが、距離は離れている。
ああ、シャオロン早く帰ってきて。

｢なあ｣