夢のような恋桜【オリジナル】

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「あっ、そういえば妖怪って人間を食べるって本当!?」

Aが尋ねた。

「人間を食うか･･･。人魚だったらバリバリ食うだろうな。まあ、でもほとんど食うだろう。俺は食わないけどな」




Aはそれを聞き、怖くてたまらなくなった。

人であるのだからいつ、襲われて食べられるだろうかわからないからだ。

すると彩斗は

「ヴァンパイアだって血を吸うだけで食い殺しはしないぜ」

と言った。




と、その時、いきなり2人が身構えた。

妖怪の気配がしたらしい。

2人はAを庇いながらその妖怪を探した。




Aが

「どうして、そんなに私を守ろうとしてくれるの?」

すると紀桜が答えた。

「命令だ。お前は大きな力があるらしい」

その言葉にAは驚き、言葉が出てこなかった。




そして、少し間が空いてから、

「大きな力･･･ってどんな?」

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