乱戦 ページ38
「万次郎。お前はケン坊と真ん中にいる斑目んとこ行け。ケン坊は万次郎が取り逃がした雑魚を後ろから片付けろ。」
チームの総参謀として指示を出す。
「圭介とカズは二手に分かれて端から片付けろ。隆とパーちんは圭介に続いて左から攻めていけ。私はカズに続いて右から行く。粗方片付いたら虱潰しに叩いていくぞ。」
全「「「「「「了解。」」」」」」
特攻隊の圭介とカズが先陣きって進み、隆とパーちんが二人の後に続いてサポートする。
万次郎はケン坊のサポートを受けながら、斑目へと突っ込んでいく。
『おい！女もいるぞ！』
『へぇーー、良い女じゃん。抗争終わったら可愛がってやろうぜ。』
「今、可愛がってくれた方が手間省けんだけど。」
あくまで自分の役割に徹する。カズが取りこぼした雑魚を蹴り飛ばしていった。
そのまま真ん中で圭介と合流する。
圭「なぁ。そろそろ良いんじゃね？」
虎「だな。」
乱戦だ
真っ先にふざけたことをほざいてた奴らを潰しにいった。これ抗争だから鼻くらい折ってもいいだろ。
フル無視して数えてなかったけど、結構ふざけてた奴多いな。私ってばモテモテじゃん。
あとなんか隆も手伝ってくれた。
気がついたらもう全員立っていなかった。腹や顔を抑えてうずくまってたり、意識ぶっ飛ばしてたり。
斑目を見ると、万次郎の強烈な蹴りがきまり、白目を向いて気絶していた。
(・・・結局、銃は出てこなかったな。)
あの情報はデマだったかと考えてると、
三「京！！」
「へ？」
身体に隆がぶつかってきた衝撃が走ったと思ったら
ﾊﾞﾝｯ!!
銃声？！！
ピシッと隆の左肩が切れた。
隆から顔を覗かせると、床にへばりついてた奴の一人が銃を取り出しこちらに向けていた。それを瞬時にケン坊がぶっ飛ばす。
隆に頭を守られながら、一緒に床に倒れ込んだ。
万「三ツ谷！大丈夫か？！！」
三「おう！へーき！ちょっと肩掠っただけ。」
隆の肩には少し血が滲んでいた。隆の白い肌に滲む血。
三「京は怪我して・・・京？」
虎「京どうしたの？大丈夫？」
隆。血。拳銃。死にかけた。隆が庇った
次に思い浮かんだのは、私を庇って、脳髄を撒き散らす隆の姿
私を庇って死んだ
「・・・あ”あ”ぁ”ぁあああっっ！！！ごめんなさい！ごめんなさい！隆、ごめん！！私のせいで、ごめん！ごめん！！なんてこと、・・・姉貴なのに！！」
息が、うまくできない
胃がギュッと握り込まれる感覚
気持ち悪い
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作者 - コメントありがとうございます。更新、頑張ります。 (2022年7月20日 0時) (
レス) @page44 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
この作品にハマったものですＺＥ☆ - マジで！マジで！マジ(( 面白かったです！更新待ってまーす♡ (2022年7月19日 17時) (レス) @page43 id: 2d1d3bdc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年7月13日 20時
