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お金は計画的に使え ページ27

万「そんなこと起きねぇよ。俺を誰だと思ってんの?」

そう言ってニコッと笑った万次郎。
その笑顔を見て、フッと心が軽くなった。

万「大丈夫。俺、無敵出し!誰も死なせねぇよ。」

私に無くて、万次郎にあるものはこれだと思う。

圧倒的カリスマ

だから皆、こいつに付いて行こうと思える。

(こいつには一生敵わねぇだろうな。)

でも、不思議と悔しくない。
私もとことん万次郎に惚れ込んじまってるみてぇだな。

万「ていうか、京はみんなを守れる自信がないの?へぇ〜〜。」

前言撤回。地獄に突き落とされてでもこいつを引き摺り落としてやる。

「うっわ腹立つ!私は姉貴だわ!!誰も死なせねぇわ!!」

だから、大丈夫だよ。万次郎。

姉貴にいつでも頼りなさいよ?

たとえどれだけ喧嘩が強くても、みんなの期待を背負うには、まだまだ君は子供だから。

姉貴は何年、年を経ても、弟を守りたいって思う生き物だから。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

パ「高っ!!」

記念にお守りを買おうという話になったから店に来たけど、思いの外、高かった。
500円って、武道にねだられる漫画買える金額だぞ・・・。

それぞれの所持金を調べる。あ、ヤバ。

パ「313円」
万「50円」
龍「100円」
虎「15円」
圭「25円」
三「32円」
「・・・5円」

みんなに嘘だろっていう目で見られた。お前らも大概だろ。

しまった。さっき圭介に買わせたジュースで全部パァだ。

パ「・・・お前ら、マジ?誰も買えねぇじゃん。」

良いよな。金持ちは。

「・・・あのさ、みんなで出し合えば、一個くらいは買えるぞ?」

みんな暗算を始める。

全ー貴「おぉ〜〜!!」

パーちんと圭介は絶対ぇわかってねぇな。馬鹿だし。

交通安全のお守りを一つ買う。

万「お前が持ってろよ、場地。」
龍「あぁ。結成のきっかけはお前だしな!」
三「うん。それがいい!」
「ちょいと貸せや。首からさげれるよう紐通す。・・・ホレ。」
パ「預けたぞ!」
虎「コクッ」

圭「大事に、預かっとく!」

この日のこと。私はきっと、忘れない。
だから、みんなも忘れないで。

(・・・らしくねぇこと考えちまったな。)

万「――訳だから!よろしく!!」
「んあ?」

顔を上げると万次郎たちが晴れ晴れとした笑顔で、いや隆はウゲッていう顔してる。

「どういう状況?」
三「聞いてなかったのかよ・・・。俺らで特攻服仕立てることになったんだよ。」

ときには諦めることも大事→←チーム結成時の独り言



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作者 - コメントありがとうございます。更新、頑張ります。 (2022年7月20日 0時) (レス) @page44 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
この作品にハマったものですZE☆ - マジで!マジで!マジ(( 面白かったです!更新待ってまーす♡ (2022年7月19日 17時) (レス) @page43 id: 2d1d3bdc6c (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2022年7月13日 20時

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