底までクリームがなかったらパフェじゃない ページ12
万「うっめぇ！やっぱここのパフェ最高だよな！」
「クリームが底までしっかりあるしなぁ〜。」
私と万次郎は真一郎が昔連れてってくれた喫茶店にいる。
万次郎も私もこの店のパフェをいたく気に入って常連となったのだ。
あれから月日が経ち、私たちは小学六年生となった。
万次郎とはしょっちゅう会っており、そのたんびに適当な奴らと喧嘩して喫茶店行ってパフェ食っている。
ノン平凡ライフをエンジョイ☆しているうちに、
万次郎は【無敵のマイキー】
私は【血濡れの京人形】
と呼ばれるようになっていた。
万次郎はともかく、私の通り名ダサすぎね？だいたい血濡れって、それじゃなんかクレイジーな奴みてぇじゃねぇか〜〜〜。というか京人形なんてどっから来た？
デフォルト名が「京」(ミヤコ)という名前なので by作者
おい作者出てくんな。メタイわ。
本当はゆっくりパフェを堪能したいところだが、そういう訳にもいかねぇ。
愛しい武道のために、学校で使うエプロンに名札を縫い付けなくちゃいけねぇ。
武道の！！エプロン姿を！！見るために！！！
姉ちゃん張り切って頑張っちゃうぞ♡
とは言いつつも・・・
ﾌﾟｽｯ
「・・・」
万「ｱﾑｯ お前、指がちくわみてぇになってんぞ？というか裁縫だけは相変わらずポンコツだな。」
「うっせぇ・・・。」
んなの知っとるわ！！
私は基本何でもできる。天才だから。でも！何故か！裁縫だけができねぇ！！
絡まっちまって犠牲となった糸巻きは数知れず。
縫い付けたら縫い付けたで変なところがくっついちまう。
おまけに針を通せば指を刺しちまって、最早痛み慣れしちまった。それでも血はしっかり出るわけだから、指は絆創膏だらけで、万次郎の言う通りちくわみたいな見た目だ。
それでも、できるできないじゃない。やらなければならないことがある。
たとえ手が血だらけになったとしても・・・！
武道にエプロン姿で奉仕してほしいし。
すると喫茶店の扉が開く音がした。
ここは基本、私たち以外に客は来ねぇのに珍しいな・・・。
興味をそそられて振り向くと、
ガタイが良くて口元に傷がある少年と、こめかみに龍の入れ墨がある高身長の少年、首筋に虎の入れ墨があるパンチパーマの少年に癖のある黒髪の少年、短い銀髪の少年だった。
野郎ばっかじゃねぇか・・・。くっそつまんね。
にしても、あの癖毛の黒髪どっかで見たような・・・
ボンヤリしていたため私は気づかなかった。私の指に針が迫っていることに・・・
歩く災害と女子な男子と馬鹿と私→←苦しい思いをする約束 それは呪い
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作者 - コメントありがとうございます。更新、頑張ります。 (2022年7月20日 0時) (
レス) @page44 id: db786199f7 (このIDを非表示/違反報告)
この作品にハマったものですＺＥ☆ - マジで！マジで！マジ(( 面白かったです！更新待ってまーす♡ (2022年7月19日 17時) (レス) @page43 id: 2d1d3bdc6c (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2022年7月13日 20時
