続き。 ページ50
「おっぱっぴー！」
実は生きてましたドッキリ、見事に滑った虎杖に額縁持たせて作戦変更の話をした。呪力なしなら虎杖のが強いのねぇ…。そう言うの間に合ってるんだわ。
「ねぇ、あの人は僕が相手してもいい？」
珍しく自分の意見を言った事に二年は驚くけど真希にお前弱いから負けるだろと、言われて心折れかけた。慰謝料請求しますよ
そして締りの無いスタートで始まった交流会。最初は予想通りに東堂さんが来たので虎杖置いて各々散った。僕一人になったけど、目当てのあの人はいない場所で彷徨いていた。呪霊を斬りつつ、京都校の人間探しに専念していると帳が下ろされたのを感じた。
「何する気…？」
とりあえず帳を破壊する為に外側に向かい、手を添えるとその手が外にすり抜けた。試しに外に出ると先生が待ち構えていた。帳の説明を求めると面倒な事が返ってきた。
「これは僕だけを弾いて、他は出入り自由の帳。呪詛師と手を組んだ呪霊の仕業みたい。」
「そこでクエスチョン！Aなら何を目的にする？」
「…宿儺復活の為に高専が保有する指、と呪胎九相図をいくつか奪う。」
「それは何故？」
「戦力補充。呪胎は兄弟意識が強いから、わざと祓わせて仇討ちさせたりとか。」
「あとは…術師を殺すか、人間を殺す為……とか。」
そう言うと僕に急いで蔵に行くように言って、蔵へと向かった。二人の遺体を飛び越えて、指と呪胎九相図を持ち出そうとする白髪の男の呪霊に攻撃を仕掛けた。まぁ、威嚇程度に呪力を飛ばしただけだけど
「あ、バレちゃった。」
特に焦った様子もなく、楽しげに笑いながら言った。
「しかも君、加茂家の妾の子で落ちこぼれの加茂Aかぁ」
そう言うツギハギだらけの男。何処でそんな事を調べたのやら。不愉快だ。
「…何が目的なの」
「そりゃあ、人間を殺すためだよ。君らからしたら非術師って奴らを。」
そう言って、手を差し伸べる呪霊。
「あ、僕は真人。真人って呼んでよA。」
「同じ人間なのに非術師を嫌う君なら、僕らは大歓迎だよ。」
ね、一緒に殺そうよ。
一歩、僕に近づく真人。
確かに、僕らの死を知らずに生きてる非術師を消すのもいいかもしれない。僕は……
＿＿＿＿＿＿＿＿A。
僕を優しく呼ぶあの人の声。僕に笑みを浮かべて話しかけてくれるあの人。それが脳裏に浮かぶと、真人の手を取ろうとする手が空中で止まった。
駄目だ、だめだ
あの人が居る限り、僕は僕なんだ。術師の僕なんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はみ゜(プロフ) - みゅーじっくさん» お好きにどうぞ〜!!使用する事をコメントに残していただければ、許可云々を求めなくても大丈夫ですよ！ありがとうございます！！ (2020年11月12日 22時) (
レス) id: edbe22807d (このIDを非表示/違反報告)
みゅーじっく - こんにちは！ユニーク魔法の「あやつり人形」を私が今書いている小説内で使用してもよろしいでしょうか？ (2020年11月12日 19時) (レス) id: 4369581b15 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はみ゜ | 作成日時：2020年9月15日 8時
