恋バナ ページ19
*
ある昼休み。
うちはお弁当箱を持って屋上へ向かう。
今日はA組で仲良くなった子とお昼を食べる約束をしたからだ。
ルンルン気分で屋上の扉を開ける。
「お。やっほ〜。」
『おはよ瑞希。うちとの約束で来てくれて嬉しい！』
「まあ約束だからね。仕方なく僕が来てあげたよ。」
それに出席日数もあるし、と呟く。
そう。うちが仲良くなった子はA組の暁山瑞希。
フレンドリーでとても話しやすい友人だ。
何故仲良くなったのかはたまたま屋上で出会ってから…だ。
暁山「それより弟くんとどうなの？仲良いってウワサよく聞くけど。」
『え、いや別に…ただの友達だよ。』
暁山「ふーん？その割に顔が真っ赤になってるけどなー。」
『うるさいなあ…！っていうかそんな噂どこから？』
暁山「僕ってば噂話には敏感だからね！」
誇らしげにいう彼女。
瑞希にかかれば噂話は全て把握しているのだろう。
暁山「からかうのはこれくらいにして。割といい線いってると思うけどね。少なくとも弟くんはAのことよく思ってるはずだよ。…これ絵名に報告したら面白いかも。」
暁山「そうだ。僕とデートしようよ！Aに合うカワイイ服探してあげるよ。」
『うちも瑞希と遊びたい。今テスト週間だから…再来週あそぼ！』
嬉しそうに笑ってる彼女をみてうちも嬉しくなる。
瑞希との予定を立ててその日のスケジュールを一緒に考える。この時間が楽しい。
考えてるうちに予鈴がなる。
昼休みはあっという間に終わってしまった。
暁山「もう昼休み終わり？速すぎ。…はぁ、授業めんどくさいな。」
『テスト週間だし勉強しないと。瑞希はテストは来るの？』
暁山「うーん。まあその日の気分かな。行く時は行くし。」
2人並んで歩き、それぞれの教室に向かいながら話をする。
彰人「園沢と暁山。お前ら仲良かったのか。」
急に現れた東雲くん。＿と思ったがCクラスの教室の前なんだから当然だった。
暁山「そうだよ〜。僕達親友だからね。」
彰人「ふーん。ま、コイツ借りる。」
うちの手首を掴んで教室の中へ。
瑞希はニヤニヤしながら手を振っていた。
＿＿＿＿＿＿＿
『で、どうしたの。』
彰人「ここ教えろ。」
『勉強してたの！？…明日は雨？』
彰人「お前…。タルト奢れよ。」
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みお(プロフ) - コメント失礼します。こはねちゃんは冬弥くんのこと青柳くん呼びですよ。 (2022年4月7日 19時) (
レス) @page27 id: 861da81337 (このIDを非表示/違反報告)
ほのか(プロフ) - 続きを…続きをお恵みください…！！最高です！ (2022年3月20日 0時) (レス) @page27 id: d75c322bc5 (このIDを非表示/違反報告)
さつまいも - コメント失礼します！何というか、ドストライクです…（語彙力）文の区切り方や言葉選びで雰囲気が伝わってきてとても読みやすいので一瞬で読み終わってしまいましたw更新頑張ってください！（主人公ちゃんと同じテストの点で運命を感じた…）長々失礼しました (2021年11月28日 22時) (レス) @page21 id: 65bc4a3600 (このIDを非表示/違反報告)
milky*(プロフ) - ぴのさん» 心温かいコメントありがとうございます！その言葉がとても励みになります…！私なりのペースで更新していくのでよろしくお願いします！ (2021年7月21日 0時) (レス) id: 57a5bc1702 (このIDを非表示/違反報告)
ぴの - とっても面白くて一気に読んでしまいました！！更新ほんとに楽しみにしています！！ (2021年7月20日 23時) (レス) id: 175a7d62d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：milky* | 作成日時：2021年7月16日 22時
