人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ8)

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まっすぐなページ8

皆が黙っている中ハンジが一人声を上げた

ハ｢とりあえず、サラの事は後で考えるとして誰が呼ばれてるのさ｣

ｴﾙ｢呼ばれているのは私と…リヴァイだ｣

リ｢あ？俺は行かねぇぞ。なんで豚野郎と茶飲みをしなきゃならねぇ｣

完全にご機嫌ナナメなリヴァイをそっぽを向きながらテーブルに置かれたカップを持った

ナ｢こういうのはどう？エルヴィン団長とリヴァイがお茶飲みしてる間に他が中を探るっていうのは｣

ﾐｹ｢あまり懸命では無いな｣

｢王政にはなにか秘密がある。それを知ってしまったら…。きっと私の両親や兄みたく処刑されるわ｣

ハ｢でも、裏を返せば王政側を変えることが出来る。まぁ、失敗すれば調査兵団の兵士達は皆…｣

ｽｯと親指で首を斬る動作をするハンジ

｢それはさせない。とにかく、私が先に当城するなら好都合。中の造りや仕掛け、裏道なんかも頭には入ってるけど再確認したいし｣

リ｢それで？お前がもし何かやってる時にバレて殺されたらどうする｣

｢そ、れは｣

リ｢俺はお前を失いたくねぇ。だが、この状況じゃ成す選択が限られてる｣

ｷﾞﾘｯと唇を噛むリヴァイ

何かを考えたあとエルヴィンを見据えた

リ｢エルヴィン、その茶会とやらに行けばサラを救う方法が見つかるのか？｣

ｴﾙ｢確実に、とは言えないが必ずサラを調査兵団に連れ戻すと約束しよう｣

リ｢…ﾊｧ。わかった｣

｢じゃあ！｣

リ｢ひとつ言っておく、無茶だけはするな。ヤベぇと思ったら探るのをやめろ。約束してくれ｣

何処か苦しそうなリヴァイの瞳から目が離せなくて

あぁ、こんなに愛してもらってるんだなって場違いだけど、そう思ってしまった

｢約束する｣

ﾐｹ｢決まりだな。で、俺たちはどうする｣

ナ｢さすがに幹部揃って不在には…｣

ｶﾞﾀｯ

リ｢それは心配いらねぇんじゃないか？｣

席を立ち扉の方へ向かうリヴァイ

｢どうしたの？｣

ｶﾞﾁｬﾘ

？｢うっわぁ！！｣

ﾄﾞｻﾄﾞｻﾄﾞｻｯ

扉を開けると雪崩のように入ってきたのは調査兵団の皆

ｴﾙ｢君達…｣

エ｢す、すみません！その、俺達もどうしても力になりたくて！｣

ル｢何も言ってくれないなんて、冷たいんじゃないの？サラ隊長｣

各々が思った事を口にする

ハ｢ふふっサラは愛されてるねぇ｣

｢でも、危険よ｣

そう言えば巨人より危険な奴はいないと口を揃えて言った

リ｢どうするんだエルヴィン｣