人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ45)

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まっすぐなページ45

｢い、痛い。そしてありえない…。今日は壁外調査当日なのに！！｣

リ｢うるせぇ、騒ぐな｣

｢な、なんっﾝﾑｯ｣

リ｢死ぬ気はないがお前を感じたかったからな｣

ﾌｯと笑って支度を始める

ｸｿｯ！そこまで言われたら何も言えない…

いそいそと自分も準備をするとルーカスが部屋を訪ねてきた

まぁ、入った瞬間硬直してたけど

ル｢な、なんで兵長がここにっ｣

リ｢あ？俺がいちゃ不味いのか？｣

ル｢隊長〜！大丈夫？何もされてない？？｣

ﾍﾟﾀﾍﾟﾀと触ってくるルーカスをﾍﾞﾘｯと剥がすリヴァイ

リ｢おい、俺の女にベタベタ触るんじゃねぇ｣

ル｢兵長、やっぱり前日に喰ったんですね？？｣

リ｢うるせぇ。俺の勝手だ｣

私の部屋で言い合いが始まる

一応言っておくが壁外調査当日だ

｢二人とも！気を引き締めないと巨人の餌にするよ！！｣

ムッとして言うと掴みあっていた二人はコチラを見たあと舌打ちをして離れた

ル｢サラ隊長早く行こう。"僕達"の隊長なんだからみんな待ってる｣

｢はいはい。リヴァイ、またね｣

ルーカスに背中を押されつつリヴァイに手を振って厩まで向かった

ｴﾙ｢これが巨人との最後の戦いとなる！！全員気を引き締めていくぞ！！進めぇぇぇ！！！｣

最後の戦い

必ずまたココに戻ってくる事を誓って馬を走らせた

シガンシナ区に入ると予想通り巨人の大群が待ち構えていた

この先に進まないとエレンの生家には行けない

作戦立案の際に私はエルヴィンにある提案をしていた

『できるだけ犠牲を出さない為に巨人の相手は私の班がやる』

『正気か？奴らも待ち伏せてる可能性がおおいにある。いくら君の班でも…』

『分かってる。でも、私の班の子達には意志を聞いてある。皆、力を貸してくれると。勿論、新メンバーのオーエンも』

『…。はぁ…分かった。だが、余りに危険だったらリヴァイ班を当てるぞ』

『！ありがとう！』

『一度言い出すと曲げてくれないからね…君は』

誰も、失いたくない

けど、きっとそれは難しい

なら、最小限に抑えるまでっ！！

｢作戦通りに！！｣

鼓舞をして巨人の大群へと駆けた