人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ44)

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まっすぐなページ44

オーエンの特訓も大詰めになりだいぶ形になってきた

｢だいぶ特攻班の動きに慣れてきたね｣

オ｢ありがとうございます！他の仕事もあるのに…見に来てくださって嬉しいです｣

｢部下の成長を見守るのも上官の役目だからね｣

そう言ってﾎﾟﾝﾎﾟﾝと頭を撫でる

オ｢歳は同じなのにスゲェ大人っぽい…｣ﾎﾞｿｯ

｢ん？なんか言った？｣

オ｢い、いえ！｣

慌てて返事をした後、何故か顔を青くする

｢どした？｣

リ｢おいサラ｣

あぁ、そゆことね

｢兵長、あんまり私の部下を威圧しないで頂けますか…｣

リ｢あ？何だその喋り方。気持ち悪ぃ｣

｢し、ご、と、ちゅ、う！｣

リ｢その仕事中にこの前、組み敷かれたのは誰だっただろうな？｣

｢〜っ！！｣

私達のやり取りにオーエンは冷や汗をかきながら『戻りますね！』と声をかけて走って行ってしまった

｢もう！恥ずかしいから言わない約束でしょ！｣

リ｢そうだったか？｣

ｺﾃﾝとあぞとい感じで首を傾げる

｢オジサンめっ…｣ﾎﾞｿｯ

リ｢そのオジサンが好きなんだろ？｣

｢聞こえてんなら言うな！近づくな！｣

リ｢ｸｸｯ…怒ったり照れたり忙しいヤツだな。…今夜、部屋で待ってる｣

それだけ言い残してリヴァイも兵舎へと戻っていた

夕方、ついに明日に迫った壁外調査。緊張しているのかさっきから書類に同じ事ばかり書いてしまう

｢はぁ…｣

明日、明日には決着がつく。でも、その為には多くの犠牲が必要となる

｢少しでも、最小限に…｣

どの道、特攻班のやる事は変わらない

先陣を切るだけ

考え込んでるうちに時間は過ぎていった

ｺﾝｺﾝｺﾝｯ

｢んっ…。寝てた…。はぁい｣

まだボーッとする頭で返事をするとノックをした人物が入って来る

リ｢おい、…何だ寝てたのか｣

｢ん〜、リヴァイ｣ﾝﾌﾌｯ

この時私は寝ぼけていたのかもしれない

覚醒した時にはベッドの上でその上にはリヴァイ

｢えっと…リヴァイ兵長？｣

リ｢何だ｣

｢これはどう言った状況で…｣

リ｢見ればわかるだろ。お前を組み敷いてる｣

｢なんで？｣

リ｢お前が悪い｣

そう言って誤魔化され

リ｢それに、昼間に言ったことも実行できそうだしな｣

妖美に笑って部屋の明かりを落とした