人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ42)

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まっすぐなページ42

翌日

オーエンは正式に私の班に移り、私は午前中、会議の為ルーカス達と共に訓練してもらうことになった

ハ｢あ、おはよ〜！｣

｢ｸﾞｪｯ…ハンジ、その腕を首に回すのやめてくれない？｣

アハハ〜と笑いながら流される

たわいない話をしながら会議室に着く

｢あれ、ミケじゃん。ナナバ？｣

ﾐｹ｢珍しく寝坊だ。もうすぐ来る｣

するとﾊﾞﾀﾊﾞﾀと走る音がして扉が開いた

ナ｢間に合ったー！｣

ｴﾙ｢珍しいな｣

リ｢おい、埃をたてるんじゃねぇ。紅茶に入る｣

ナ｢おっとそれは失礼｣

｢リヴァイ、私達の紅茶は？｣

リ｢ん｣

カップに口をつけつつ、テーブルにあるポットを指さした

｢自分で淹れろって事ね…｣

出ていたカップに紅茶を注いでいく

ｴﾙ｢私は十分だから大丈夫だ｣

｢はーい｣

席に着くといつもの会議よりも空気が重くなる

ｴﾙ｢議題は二週間後の壁外調査についてだ。今回は長期に渡る。だが、巨人を絶滅させることが出来たら私達の勝利だ｣

｢案は幾つか考えてきてある｣

ｴﾙ｢すまない。助かるよ｣

ハ｢本当に最後かぁ…。でも、もし人類が勝利しても私達調査兵団は続行だろう？｣

リ｢解散じゃないのか｣

ハ｢えぇ？！そんな勿体ないじゃん！見た事ない海とか砂の雪原も気になるだろう？！｣

凄い勢いで熱弁するハンジ

｢まぁ、本当にあるなら私も気になるね｣

ナ｢海って塩水なんでしょ？｣

リ｢俺は近くで見るだけでいい｣

ワイワイと話し込むとエルヴィンが困ったように溜息を吐く

ｴﾙ｢はぁ…その為には全員で生きて戻ってこなければならないな｣

ﾐｹ｢まだ入団して日も浅い兵もいる。その辺のサポートも見直した方が良さそうだな｣

リ｢俺の班は訓練のメニューを少し変更つもりだ｣

｢私もオーエンが入って最初で最後の壁外調査になるかもしれないし…。彼にはみっちり教えておかないと｣

ハ｢手加減はしてあげなよ？ラドルの時、顔パンパンになってたじゃん…｣

うっ

そう、ラドルを班に入れた時どのくらいの実力が見る為組手をしたのだ

が、筋は良かったものの適わず。投げ飛ばされ、顔面からいってしまったのだ

｢善処するよ｣

リ｢コイツの投げ技は身体にくるからな｣

ハ｢ははっ！そうじゃん！リヴァイも投げられてた！｣

リ｢うるせぇ…｣

ｴﾙ｢とにかく、各自の調整は任せる。今まで以上の犠牲も出るかもしれない。準備は怠るなよ｣

了解

そうして午前の会議は幕を閉じた