人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ38)

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まっすぐなページ38

会食は自分でバイキングスタイルだったので席を立つと色んな人に話しかけられる

あぁ、私のご飯が…

休日は何してるんですか？とか好きな場所は？とかそれはもう色々とそんな事聞く必要ある？！ってものまで…

食べ物にありつけずぐったりしていた私を見兼ねたリヴァイが間に入った

リ｢申し訳ないがこちらの令嬢は嫁ぎ先がある。他を当たっていただけるとありがたい｣

ｸﾞｲｯと私の腰を引き寄せ香水臭い貴族から離される

リ「大丈夫か？」

｢あ、ありがとう…。でも、その…嫁ぎ先はまだ早いんじゃ…｣

リ「何言ってんだ。俺はいつでもいい」

｢はい？！｣

ｴﾙ｢サラ〜、君の好きなお肉を持ってきたよ。沢山食べなさい｣

｢わ、わぁい！ありがとうエルヴィン！｣

ｴﾙ｢？なんかあったのか？｣

リ「なんでもねぇよ」

テーブルに戻り食事を摂っているとヒストリア様が挨拶にいらっしゃる

いつもの敬礼のポーズをするとやめてと笑いながら言って下ろさせた

ヒ｢リヴァイ兵長が敬礼しているの初めて見た｣

｢確かに…私も初めてかも｣

リ「…見せもんじゃねぇ。今は仕方ないだろ」

出来たらしたくないのね

相変わらずだな〜とまた笑いながら今後の事をもう一度確認し先を離れていった

ｴﾙ｢サラが残ってくれて嬉しいよ。今以上に忙しくなるだろうけど無理しないでくれ｣

｢今まで無理させてきたのはエルヴィンでは？｣

リ「俺とサラの時間が無くなるようじゃ書類の分配も考えてもらわねぇとな？」

ﾊﾊﾊｯと目を逸らしながらワインに手を伸ばすエルヴィン

絶対改める気ないな

｢はぁ…。でも、私も皆といれるのは凄く嬉しい！これからも人類勝利の為に頑張ろうね！｣

ｴﾙ｢そうだな｣
リ「あぁ」

そうして、楽しいひと時は過ぎていった