人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ22)

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まっすぐなページ22

エルヴィンに許可を貰いリヴァイと共に本部に戻ってくるとまずナナバが出迎えてくれた

終始険しそうな顔をするリヴァイを少し心配しながらも彼の部屋へと足を入れた

「リヴァイの部屋？」

リ｢あぁ｣

シワひとつない真っ白なシーツに優しく降ろされるとリヴァイは少しの間寝室から出て行った

｢ﾊｧｯ…暑いな…｣

とりあえず、ローブを脱ぎ次の服に手をかけている時にリヴァイが部屋へと戻ってきた

リ｢！？待て待て待て！何してやがるっ｣

｢何って暑いから脱いでるだけだけど…｣

リ｢大丈夫だから着てろっ｣

ﾊﾞｻﾘとローブを上から戻されまた暑くなる

すると少し苦しそうな顔で私に聞いてきた

リ｢なぁ、お前あのクソじじぃに俺が思っているような事はされてねぇっつったよな？｣

｢？言ったよ？それがどうかした？｣

リ｢あれ、どういう意味か分って言ってるのか？｣

｢どうって、そりゃもちろん。抱き締めたり、その…キスとかでしょ？｣

私がそう言うと驚きと少し悲しいそうな、そんな顔をするリヴァイ

なに？なんでそんな顔するのさ

だって、だってそういうことすると

｢だって兄様が好きな人とそういうことすると赤ちゃんできるって言ってたもんっ｣

少し恥ずかしくて下を向きながら言うと｢理性を壊さないでくれっ｣と言いながら私の上に覆いかぶさった

リ｢あのなサラ、それはあっているようで少し違う｣

｢ど、どういう事…？｣

リ｢…。こんな状態でお前を可愛がるつもりはなかったんだが。身体は辛ぇか？｣

｢そりゃ、なんか暑いし。変な感じはするけど｣

リ｢それを無くすには今から言うことをしなきゃならないんだ。お前が拒否するなら俺は無理にとは言わない｣

お前が決めろ

アイスグレーの瞳が私を捉える

どうして？なんで、リヴァイはそんなに苦しそうなの？

｢リヴァイっ。そんな顔しないでっ｣

ｽﾙｯと彼の顔に手を添えるとﾋﾟｸｯと動く

その手を握って選択肢を話した

｢そ、そう言う事だったんだ…。ごめん。何も知らなくて｣

リ｢別に責めちゃいない。お前が怖くて不安なら手は出さねぇよ｣

ﾌﾜﾘと頭を撫でてくれる

確かに怖いし不安もある

でも、なんでか分からないけどこの人ならって思ってしまう

きっとリヴァイの事が好きって事だよね？

触れて欲しいってもっと貴方の違う所も見たいって我儘じゃないよね？

それなら…