人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ21)

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まっすぐなページ21

リヴァイside

薬を盛られて俺の腕の中でぐったりとしているサラを抱えて本部まで戻ってくる

ナ｢リヴァイ！お帰り、作戦は？｣

リ｢それは上手くいった。だがサラが薬を盛られた｣

ナ｢えっ｣

俺の腕の中にいるサラを見て心配そうにしていた

｢ナナバ？ただいま…｣

ナ｢サラ、お帰りっ。とにかく部屋で休みな｣

なんとなく盛られた薬を察したのか頭を撫でると俺にしか聞こえないような声で囁いた

ナ｢暫く誰も行かないようにするから。貴方にとっては不服かもしれないけどさ｣

リ｢あぁ、分かってる｣

本部に入り自室を目指す

途中ミケにも会ったがナナバと同様に声だけかけて去っていった

ｶﾞﾁｬﾘ

｢ん、リヴァイの部屋？｣

リ｢あぁ。こっちの方が誰も来ねぇしな｣

寝室を開けあまり使わないベッドに降ろす

リ｢少し待っててくれるか？｣

｢わかった…｣

一度離れて部屋の鍵とカーテンを締める

リ｢はぁ…。今かよ…｣

まだ恋人になってから数日だぞ？

だが、アイツは苦しがってる。腹を括らなければ

そう思い再び寝室の扉を開けるとベッドにいるサラは既に上着を脱ぎ始めていた

リ｢ばっ！待て待て待て！何してるんだっ｣

｢え？何してるって、暑いから脱いでるのっ｣

リ｢大丈夫だから、とりあえず着ろ！｣

｢まだ、上のローブだけじゃん｣

ムスッとするその顔をワザとなのかいなか…

もう一度溜息をつきベッドに腰かける

リ｢なぁ、お前あのクソじじぃに俺が思っているような事はされてねぇっつったよな？｣

｢？言ったよ？それがどうかした？｣

リ｢あれ、どういう意味か分って言ってるのか？｣

｢どうって、そりゃもちろん。抱き締めたり、その…キスとかでしょ？｣

！

コイツやっぱり分かってんのか？

恥じらうように言う奴に少しの驚きと実はハジメテではないのでは無いかという不安

だが次の一言でその考えは一気に吹き飛ぶ

｢だって兄様が好きな人と抱き合うと赤ちゃんできるって言ってたもんっ｣

ｷﾞｭｯとシーツを掴み下を向いてそう言う

リ｢お、おまっ｣

本気で言ってるのか？そう言いたかったが薬と恥じらいのせいで真っ赤に染め上がった顔を見てはそんな事を言えるはずはなく

リ｢俺の理性をあまり壊さないでくれっ｣

ﾄﾞｻｯとサラをベッドに押し倒した

リヴァイside end