人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ3)

今日:36 hit、昨日:43 hit、合計:12,106 hit

まっすぐなページ3

振り返るとリヴァイは先程渡した鍵を見つめていた

リ｢なぁ…。いや、やっぱなんでもねぇ｣

｢えっ、なにさ。気になるじゃん。もしかして鍵嫌だった？！｣

リ｢ちげぇよ…。鍵は嬉しい。お前にちゃんと信頼されてるって気がして｣

｢ﾝﾌﾌ〜。最初はぶつかったりもあったけど最近は仲良くさせてもらってるしね！それに、私の知らないリヴァイの一面も知れたし！｣

リ｢例えば？｣

た、例えば？！

｢えっ、と…。口悪いし、粗暴だけど仲間思いで優しいところとか…私は好きだよ！///｣

な、なにこれ。公開処刑？？

黙ってないで何か言ってよ！

リ｢そうか。俺もお前の素直で責任感のあるとこ好きだぞ｣

｢……へっ？！い、や。あの｣

リ｢まぁ、他んとこも好きだが｣

｢ちょっ、ちょっとまって！｣

急にどうした！！頭が追いつかない！！

言った本人は｢？｣となってこちらを見つめる

｢そ、それってあれですよね。likeですよね？Ioveじゃないですよね、兵長？？｣

リ｢おい、なんで話し方が変わるんだ。…お前はどっちだと思う？｣

｢ら、likeだと…｣

リ｢ちげぇ｣

な、なんだとっ

え、じゃあ

｢私の事…｣

リ｢好きだ。もちろん一人の女として｣

｢え、あ、一旦整理させてっ！｣

バサッと着ていたエプロンの裾を持ち上げて顔を隠す

絶対顔真っ赤だ見られたくない！！

リ｢おい、なんで隠す。こっち見ろ｣

グイッと下げようとしてくるので私も必死で応戦する

｢いぃぃ今はだめ！ちょっと待って！！｣

が、結果は虚しく顔を見られる

リ｢ﾌｯ…なんて顔してんだよ｣

｢だから嫌だったのにぃ//｣

リ｢返事…別に今直ぐにとは言わねぇ。気持ちまとまったら聞かせてくれないか？｣

｢わ、わかった…。じゃあっ…あれ？！｣

さっきまで目の前にいたリヴァイは既に前を歩き出していた

こっちのドキドキを返せよ！

リ｢俺は部屋に戻る。夕方、会議あるから遅れんなよ｣

そう言って背を向けたまま手を振り温室を後にして行った

｢…。まってサラ落ち着くのよ。一旦、整理しましょう。私はできる女よ｣

リヴァイが私の事を好き。しかもlikeじゃなくてIoveの方で。一人の女性として。好き…

｢っ///｣

考えれば考えるほど鼓動が早くなり身体が熱くなった

ダメだ私だけじゃキャパが…

こうなったらあの人たちを頼るしかないっ！！

考えた結果私はとある人物の部屋へと急いだ