人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ19)

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まっすぐなページ19

リ｢ッ！｣

ｴﾙ｢リヴァイっ｣

エルヴィンの声とリヴァイの息が詰まる音が聞こえた

｢させないっ！｣

私は隠しナイフを腰から抜き渾身の力で剣に投げつけた

ｷｨｨｨﾝ

ｶﾞﾗﾝｯ

ﾓﾌﾞ兵｢ッ！！！｣

｢ﾊｧｯ…ハァッ。こんな、事が許されると思ってるの？｣

臣｢貴様っ！陛下になんて口をっ！！｣

｢陛下？ニセモノなら私が仕える人でわないわっ｣

なんだ？さっきから息が上がって…

身体が…あつ…い

ﾄﾞｻﾘｯ

もう一度床に倒れこむ

なに、何を盛られた？

陛｢そろそろ効いてきたか。こればかりは流石と言うしかないな｣

リ｢何を盛りやがった！｣

陛｢何かって？ちょっとした薬。とだけ教えておこうか｣

陛下はそう言うと私の髪を掴む

｢いっ！｣

陛｢お楽しみ…。と言いたいところだが私も次の予定が迫っていてな。貴君達には悪いがここで落ちてもらおうか｣

もう一度剣が首筋にあたる

ここまでなのか？

いや、諦めるな。せめて。せめて、エルヴィンとリヴァイだけは逃がしたい

もう、大切な人をなくしたくないっ

その時に何故だか分からないが昔の記憶が流れた

そう、あの時は思え出せなかった牧場の孤児の子

父様はなんて言った？

父｢この方の名は…｣

｢ヒストリア様っ！｣

そう叫んだ瞬間、エルヴィンとリヴァイを拘束していた兵士が倒れ開放される

ﾊﾞﾝｯ

？｢そこまでよ！！｣

扉を開けて入ってきたのは金に青眼の少女

私がよく知っている。調査兵団所属のクリスタ·レンズ

あぁ、そっか。あなたが…

後ろからはザックレー総統、ピクシス司令、ハンジ率いる調査兵団の精鋭

臣｢この無礼共が！！死刑剤にあたるぞ！！｣

ザ｢それは、そちらではないですか？私達を騙し。民衆を騙して真の王を追放した｣

陛｢それがどうした？忘れてないだろう此方には此奴がいる｣

ﾋﾔﾘ

と首筋に剣があたり少し切れる

リ｢ここまで来たら何をしたって変わらねぇ！そいつを解放しろ！｣

陛｢あぁ、そうだろうな。だがな、此奴くらいは道ずれにっ！！｣

｢道ずれになんかなるか！｣

重い身体を死ぬ気で動かし肘で一発入れた後、緩んだ拘束を抜け出した

それを見逃さずリヴァイが素早く私を引いて自身の身の中に入れる

リ｢大丈夫…ではないよなっ。もう少し辛抱してくれ｣

｢ん、大丈夫｣

まだやる事あるからとリヴァイにいい立ち直した