人類最強さんは私に冷たい 3 (ページ16)

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まっすぐなページ16

｢これを見つけたわ｣

エルヴィンの問いに答え懐から手帳を出した

リ｢手帳？｣

ｴﾙ｢中を見てもいいか？｣

｢えぇ｣

ﾊﾟﾗﾊﾟﾗと中を確認し｢なるほど…｣と呟くエルヴィン

リ｢これが真実なら民衆は怒り狂うだろうな｣

｢とにかく確かめるためには玉座の間に行きましょう。そろそろ時間だわ｣

ｴﾙ｢わかった｣

｢で、エルヴィンは父様からこの事を聞かされてたんじゃないの？｣

そう聞けば黙り込む

リ｢そうなのか？｣

ｴﾙ｢…そうだ。聞いてはいたが確証がなかった。でも、この手帳があれば王政を変えることができる。今の王を引きずり落として新たな、その席にいなければならならい者をつかせる｣

｢ﾌﾌｯ。じゃあ行きましょう。エルヴィン団長、リヴァイ兵士長｣

リ｢お前、その話し方どうにかならねぇのか？｣

｢一応、勤務中なので。怪しまれると大変でしょ｣

ｺﾂｺﾂｯと靴を鳴らせて大きい扉の前で止まる

｢陛下、調査兵団団長エルヴィン·スミス殿と同じく調査兵団兵士長リヴァイ殿をお連れしました｣

陛｢入れ｣

ｶﾞﾁｬ

ｷﾞｨｨｨ

陛｢よく来た。礼は良い。座りなさい｣

エルヴィンとリヴァイは言われた席に着席をし私は陛下の横へと戻る

陛｢サラ、遅かったな｣

｢申し訳ありません。少々迷いました｣

陛｢まぁ、そういう事にしとこう｣

一口紅茶を飲みエルヴィンと話し始める

周りにいる臣下達も静かにお茶を慎んでいた

陛｢調査兵団の功績は素晴らしいな｣

ｴﾙ｢恐れ入ります。今後とも人類の全身の為に精進致します｣

陛｢うむ｣

あぁ早く終わんないかなぁ

立ってのんしんどい。このじぃさん香水臭い。無理。

エルヴィン、どのタイミングであの話切り出すんだろ
リヴァイ、一言も喋んないな。死んだ魚の目してるし

そんな事を考えていると臣下がもっと面倒なことを言い始めた

臣1｢リヴァイ兵士長は人類最強と謳われていますがどれほどの者か見てみたいものですな！｣

リ｢あぁ？｣
ｴﾙ｢リヴァイっ｣ﾎﾞｿｯ

隣にいたエルヴィンがﾄﾞｽｯとリヴァイの脇腹に肘を入れる

うっわぁ…。めちゃくちゃ不機嫌

陛｢それは名案だな！相手はそうだな……サラ、お前がしてやりなさい｣

は？？？